注目すべきブレインテックとは?脳で全てを操作できる世界+事例5選

  • 2020年11月18日
  • 2021年11月6日
  • TECH
ブレイン・マシーン・インタフェースの事例
悩む人

最近のニュースで「ブレインテック」「ブレイン・マシーン・インタフェース」という言葉を聞いたことがあるけど、何だろう。脳科学と関係あるのかな。

この記事では、こういった「ブレインテック」の疑問に答えます。

本記事の内容は、以下のようになっています。

  1. ブレインテックとは?
  2. ブレイン・マシン・インターフェースを支える要素技術
  3. ブレイン・マシーン・インターフェースで体験できる未来
  4. ブレイン・マシーン・インターフェースの事例5選

では、さっそく見ていきましょう!

ブレインテックとは?

ブレインテック

まずブレインテックとは何か?

それは

脳(ブレイン)とテクノロジー(テック)を掛け合わせた造語

です。

ブレインテックを代表するものに

ブレイン・マシン・インターフェース(Brain Machine Interface:BMI)

と呼ばれているものがあります。

ブレイン・マシン・インターフェースとは、以下のようなものです。

脳の情報と機器をつなぎ、考えるだけで、機器を操作するもの

たとえば、「温かいコーヒーを飲みたいな」と考えると、調理ロボットがコーヒーを作って温めてくれる。

こんなイメージです。

自分の意志・思考を言葉に出さなくても具現化してくれるようなものです。

最近では、AIを搭載したスマートスピーカーに声をかけることで、”音楽をかける”、”照明をつける”という技術が登場しています。

ブレイン・マシーン・インターフェースは、その上をいくテクノロジーで「言葉に出さなくても音楽をかける」「照明をつける」等が可能です。

この記事では、ブレインテックに代表される「ブレイン・マシーン・インタフェース(BMI)」について詳しく解説しています。

スポンサーリンク

ブレイン・マシン・インターフェースを支える要素技術

halgatewood-com-OgvqXGL7XO4-unsplash

ブレイン・マシン・インターフェースを支える技術について詳しく見ていきましょう。

ブレイン・マシン・インターフェースの方式

ブレイン・マシン・インターフェースには、大きく2つの方式があります。

  1. 侵襲式
  2. 非侵襲式

侵襲式は、直接脳内に機器を埋め込む方式です。

この方式では、機器を取り付けた人に大きな負担をかけることになります。

しかし、脳の情報(脳波)をクリアに拾うことができ、将来期待されている方式でもあります。

非侵襲式は、頭皮に機器を装着することで間接的に脳の情報を読み取る方式です。

この方式では、「機器を取り付けた人に大きな負担がない」というメリットがあります。

しかし、脳の情報(脳波)を正確に読み取ることが難しいデメリットもあります。

ブレイン・マシン・インターフェースの種類

ブレイン・マシーン・インターフェース(BMI)には3つの種類があります。

  1. 入力型BMI
  2. 介入型BMI
  3. 出力型BMI

入力型BMIは、機器(BMI)から脳内へ信号を送信するものです。

たとえば、外界の情報をBMIによって補完や補強するのに利用されます。

介入型のBMIは、脳内での活動や神経伝達に機器が刺激を与えて介入するものです。

たとえば、脳内で異常が発生したときにその部分に機器が刺激を与える(介入する)ことで、脳の機能や活動を調整するものです。

出力型BMIは、脳の情報(脳波)を外部に送信するものです。

たとえば、脳内の情報をロボットに送信し制御することやパソコンのカーソルを動かすことが挙げられます。

アメリカの大学の研究にて、脳内の情報をロボットに送信しロボットアームを操作する研究内容が報告されています。

スポンサーリンク

ブレイン・マシン・インターフェースで体験できる未来

ブレイン・マシーン・インタフェースによる未来を体験

ブレイン・マシン・インターフェースによって体験できる未来を少し覗いてみましょう。

【朝】

2040年のある朝。今日は、MIRAIにとって大事な社外の会議がある。

家に設置されている脳波センサーは、朝から緊張しているMIRAIの脳波を測定していた。その情報を調理ロボットに送信した。

調理ロボットは不安解消・リラックスに効く飲み物と食べ物をアレンジして用意してくれた。

朝食を終えたMIRAIは会議が行われる会場へ向かう。

【昼】

13時、大事な会議が始まった。MIRAIは、会議で資料を説明しながらパソコンの画面も気になっていた。

パソコンの画面には、どの参加者が自分の資料に興味を持っているのか表示されている。もちろん、自分の資料に興味がない人もわかる。

会議室に設置されている脳波センサーで、参加者の思考や状態が分かるようになっている。

参加者ができるだけ興味を持てるように、パソコンの画面を見ながら話し方やスピードを変えた。

14時、無事に会議が終わった。最終的に、MIRAIの資料に興味を持ってくれた人数をチェックした。

「人の思考・感情」といった評価が難しい情報もブレインテックの発展によって評価が容易になった。

15時30分、MIRAIは遠く離れたグループ会社でロボットアームを操作し、商品開発を行っている。

MIRAIは、ヘッドフォン型のブレイン・マシーン・インターフェースを装着し、機器がMIRAIの脳波を解析することでMIRAIの考えている通りにロボットアームが動いてくれる。

MIRAIのイメージする情報をロボットアームに送信しているのため、ロボットを操作・制御する特別なスキルは必要ない。

【夜】

19時、帰宅したMIRAIは、食べたいものをぼんやりと思い浮かべて調理ロボットに伝えた。

調理ロボットはMIRAIの思考を分析し、MIRAIの食べたいものを予想して夕食を用意した。


いかがでしたか?

自分がイメージしたものをロボットなど用いて具現化できるブレイン・マシーン・インターフェースは、夢物語のように聞こえると思います。

しかし、世界中の企業や研究機関がこの技術の研究開発をしていて、実現への道が近づいています。

最近では、アメリカの企業が、豚の脳波を可視化することに成功しています。

また、簡易的なものであれば商品として発売されてもいます。

私たちの思考が具現化できる未来を楽しみに待ちましょうー!

スポンサーリンク

ブレイン・マシーン・インタフェースの事例5選

現在、研究されてものから商品として売り出されているものまで様々あります。

今回は、その中からいくつか事例を紹介したいと思います。

以下で紹介しているものは、ブレイン・マシーン・インタフェースの事例のほんの一部です。

【事例1】脳波でロボットアームやパワーアシストスーツを動かす

✓内容

脳神経の異常や筋肉系の機能低下がある人でも体を動かす際に、脳波の情報信号をロボットアームやアシストスーツのセンサーが検出し、動きの補完や補強を行います。

【事例2】ブレイン・マシーン・インターフェースで訓練を最適化

✓内容

集中力を高める効果がある脳の部分にブレイン・マシーン・インターフェースから刺激を与えることで、訓練のパフォーマンスを向上させられるものです。

航空機の操縦訓練で離陸や着陸のトレーニングにブレイン・マシーン・インターフェースが使われ、訓練中のパフォーマンスを向上させている例があります。

【事例3】住宅内の機器を脳の情報(脳波)で操作

✓内容

住居者の脳波を計測して、住宅内の様々な機器にその情報を送信するものです。

たとえばですが、家電や照明、ドアなどの操作が行えるようになります。

実際に、日本の複数の企業が一体となって、ブレイン・マシーン・インターフェースを住宅に応用する取り組みが行われています。

【事例4】脳波で商品開発を加速

✓内容

化粧品は「しっとり感」「さっぱり感」を数値的に評価しにくいですが、化粧品をつけた被験者の脳波を測定し分析することで、評価が難しかった製品の開発が容易になります。

【事例5】脳波をマーケティングに応用

✓内容

これまでマーケティングの1つとして、アンケートやヒアリングを行うことでユーザーのニーズを把握していました。

これに対して未来のマーケティングは、脳波を計測することでユーザーのニーズを把握する取り組みがあります。

たとえば、テレビのCMを見ている消費者の脳波を分析することで、広告の意図が伝わっているのか?CMの効果がでているのか?を判断することができます。

まとめ

この記事では、「ブレインテック」「ブレイン・マシーン・インターフェース」について解説しました。

ブレイン・マシーン・インターフェースの技術は、これからホットな話題になっていきます。

テクノロジーの進化により、実用化が難しかった部分を解決できるようになっています。

自分の考えを言葉にしなくても伝わる、または機器を操作できるブレイン・マシーン・インターフェースの製品が登場する日が楽しみですね。

スポンサーリンク