【最新版】世界中のMaaS注目事例まとめ

  • 2020年10月28日
  • 2021年6月19日
  • TECH
世界中のMaaS注目事例
悩む人

最近、移動のために「配車アプリ」を使ってみたけど悪くなかったな。数年前にはこんなサービスなかったのに便利な世の中になったな~。「配車アプリ」以外にも新しく出てきたサービスってあるのかな。どんな移動サービスがあるんだろう。

 

この記事では、こういった「新しい移動サービスの事例」の疑問に答えます。

スポンサーリンク

本記事の内容

  1. MaaSの事例をまとめました
  2. まとめ|世界の移動革命はすぐそこに

この情報について調査していた経験がある、私が解説していきます。

そもそもMaaSって何だろう?という方には以下の記事をおすすめしています。

MaaSの仕組みや体験できる未来のストーリーを解説しています。

おすすめ記事

最近の交通や鉄道のニュースを見ていると「MaaS」とか「新しい移動サービス」の言葉が頻繁に出てくるけど、なんだろう。自分が普段使っている電車とかに関係あるのかな。知りたい気持ちはあるけど難しそう。こういった疑問に答えます[…]

未来の移動体験

この記事では、MaaSの事例を多く書いているので、目次から気になる事例だけをピックアップしていただくのもありです。

では、さっそく見ていきましょう。

MaaSの事例をまとめました

MaaSの事例をまとめました

その①:マルチモーダルサービス

✓サービス内容

複数の交通機関(鉄道・バス・タクシー等)を統合し、スマホアプリで検索・予約・決済をまとめて行えるサービス

✓期待できること

検索から予約まで1つのスマホアプリ等で行えるため利便性が向上

個人の移動に合わせた最適な検索でコスト低減

交通安全・環境・渋滞問題等の改善

✓海外の動き

欧米を中心にマルチモーダルサービスの構築事例が次々と出てきています。

【事例】フィンランドのベンチャー企業

マルチモーダルサービスを世界に先駆けて行ったのは、フィンランドのベンチャー企業です。

このベンチャー企業が提供するスマホアプリを使用することで、複数の交通事業者が提供するサービス(検索・予約・決済など)を1つに統合することができます。

たとえば、アプリを起動し目的地までの経路を検索すると複数のルートが示され、選択したルートの移動手段の予約から決済までを行うことができますね。

現在では一部地域で電車・バスなどの公共交通に利用されています。

また日本にもこの企業のアプリが上陸するみたいです。

日本でMaaSを適用するのにまだ多くの課題がありますが、期待されている分野でもありますし楽しみですね。

✓国内の動き

国内でのマルチモーダルサービスは検索と予約の一部統合など、部分的な取り組みに留まっているのが現状です。

【事例】日本の鉄道車両に関わる企業

この企業はモビリティ変革を推進するコンソーシアムを運営しており、その中でマルチモーダルサービスの模索をしています。

日本もマルチモーダルサービスの運用を計画していて、面白そうな未来がありそうです。

その②:マイクロトランジット(準自由経路型デマンド交通)

✓サービス内容

利用者の需要に応じて運行ルート・時刻・乗車スポットを更新して運行を最適化するサービス

✓期待できること

運行事業者と利用者の双方にとってルート・スケジュールの最適化

運行網の柔軟性拡大による新規移動需要の掘り起こし→新たな需要の調査につながる

✓海外の動き

サンフランシスコやニューヨークをはじめ欧米の都市部では、利用者の需要に応じて運行ルート・停留所・時刻を更新する「マイクロトランジット」の導入が進展しています。

【事例】アメリカのベンチャー企業

乗車希望のユーザと車両の空席をリアルタイムに紐づけて、配車する乗合バスサービスを提供しています。

乗客を同一のルートでグループ分けするので、効率的にサービスを提供できます

テキサス州アーリントン市と連携しており、市の補助で運賃3ドルで運行しているみたいです。

✓国内の動き

一定の距離に駅やバス停などがない地域を中心に普及しています。

【事例】日本のタクシー会社

地方では電話予約で需要を把握し、ルート・時刻を最適化するデマンドバスを運行しています。

その③:ライドヘイリング(ライドシェアリング)

✓サービス内容

移動したい人(需要)と空いた時間にお金を稼ぎたいドライバー(供給)をリアルタイムにマッチングさせるサービス

✓期待できること

移動を需要と供給の両面から最適化できる

✓海外の動き

欧米を中心にマルチモーダルサービスの構築事例が次々と出てきています。

【事例】アメリカの配車プラットフォーム企業

この企業は2009年創業で2010年6月にアメリカのサンフランシスコでサービスを開始しました。

この企業は自動車販売の会社ではなく、独自のマッチングアルゴリズムをもったテクノロジー企業です。

これからの時代は自動車を作る企業よりも、自動車のサービスを提供する企業が求められているのかもしれません。

スポンサーリンク

その④:相乗りタクシー

✓サービス内容

配車アプリ等を用いて、同一ルートの(移動先が最寄など)利用者マッチングを行い、まとめて効率的に配送するサービス

✓期待できること

従来よりも低価格でタクシーサービスを提供

インバウンド等によるタクシー需要の増大に対応可能

✓海外の動き

タクシー配車サービスを提供する事業者が、併せて相乗りマッチングサービスを提供するモデルが普及し始めています。

【事例】ドイツのサービス企業

この企業は自動車大手メーカーのタクシー予約仲介サービス子会社です。

この企業が提供するサービス・アプリを通して、同じ方向に向かう乗客を探し相乗りタクシーを実現します。

相乗りのビジネスモデルにより、タクシー料金を最大50%節約できるみたいです。

かなり格安ですね。

その⑤:カーシェアリング

✓サービス内容

スマホアプリ等で車両の借受や返却ができ、その手続きを簡略化した車両の貸渡しサービス

✓期待できること

自動車保有に係る負担の低減

低コストで移動ができる可能性

✓海外の動き

北米、欧州を中心に多くの都市で展開されています。

それぞれ地域の特徴を活かした方式が採用されています。

ドイツ等では決められたエイア内であれば、自由に乗り捨てが可能なサービスも普及しています。

【事例1】ドイツのサービス企業

この企業は自動車大手メーカーのカーシェアリングサービスを提供しています。

スマホアプリで1回登録しておけば、あとは携帯電話やパソコンからいつでも予約ができます。

使用した車両は、駅や空港で乗り捨てができるみたいです。

日本人からしたら乗り捨て方式は少し抵抗がありそうですね。

【事例2】アメリカのベンチャー企業

2009年頃からカーシェアリングサービスを提供開始し、米国の主要都市を中心にサービスを拡大しています。

日本の自動車大手メーカーもこの企業に出資しているみたいです。

✓国内の動き

国内では、レンタカー事業者などを中心にカーシェアサービスが展開されています。

【事例1】時間貸駐車場を提供する企業

借り受けた場所への返却が前提の「ラウンドトリップ方式」を採用しカーシェアサービスに取り組んでいます。

カーシェアサービスの会員数は2018年7月に100万人を突破しているみたいで、登録している人が意外と多い気がします。

【事例2】移動体通信の大手企業

1台の車を複数の人で共同使用するカーシェア・レンタカーなどの複数のサービスをプラットフォームで提供しています。

車を持っていない企業でも、自動車関連の業界に参入しているところがポイントです。

従来の自動車業界のピラミッド構造が変わっていくかもしれません。

その⑥:貨客混載

✓サービス内容

旅客運送業者と貨物運送業者が、同一の車両(バス、新幹線など)に「人」と「モノ」を混載で運送するサービス

✓期待できること

物流業界等における人手不足の解消

人とモノの運送の効率化

地域の移動手段の確保

✓海外の動き

旅客運送と貨物運送の区別に厳しくないアメリカ等では、人の移動サービスにモノを合わせた混載サービスが一般化しています。

貨物の輸送密度が極端に低い地域を抱えるスイスやオーストラリア、ドイツ等の欧州諸国では、郵便事業者が旅客運送と貨物運送を組み合わせたサービスを長年にわたり運用しています。

【事例】アメリカの多国籍テクノロジー企業

この企業は、2014年頃に既存のタクシーを用いた荷物配送サービスの実証実験を行っています。

✓国内の動き

国内では、貸切バス・タクシーは過疎地域に限り、貨物運送の許可取得が可能な制度がり、一部地域では人とモノの同時移動が実現しています。

【事例】地方のタクシー会社

2018年1月頃に全国で初めてタクシー事業者が人とモノを運ぶ貨客混載の認可を取得しました。

スポンサーリンク

その⑦:ラストマイル配送無人化

✓サービス内容

ラストマイル配送で、無人配送ロボットやドローンの新しい自動運送車両を活用した配送サービス

※ラストマイルとは、交通業界では最寄り駅などから自宅などへのちょっとした区間を言います。ちょっと先の場所に荷物を届けたい人向けのサービスです。

✓期待できること

ラストマイル配送にかかるコスト低減

✓海外の動き

米国や欧州、中国を中心にラストマイル配送の自動化の取り組みが行われていますが、本格的なサービス展開はまだのようです。

おそらく自動運転の技術が進展すれば、ラストマイル配送の自動化も実現すると思います。

【事例】アメリカのスタートアップ企業

この企業は、小型の自動運転配達ロボットを開発しているスタートアップ企業です。

自動配達ロボットを実際に走行させて実証実験を行っています。

✓国内の動き

日本でも施設内や指定されたエリア内で、自動配達のサービスを実証実験の段階ですが行っています。

残念ながら、実用化はまだ先のようです。

【事例】日本のベンチャー企業

このは自動走行の宅配ロボットを開発し、2017年に日本郵便と実証実験を開始しています。

場所は施設内にとどまり、道路上での実証はまだのようですね。

まとめ|世界の移動革命はすぐそこに

この記事では、MaaSの事例について紹介・解説しました。

海外と国内の事例を見てみると、海外の方が先行しているように見えますね。

海外は試行錯誤しながら、人・モノの移動革命を起こそうとしています。

日本のモビリティー関連もその影響を受けて新しい取り組みをしています。

課題も多いですが、日本の移動革命が実現される日が楽しみですね。

この記事で書いた事例は、まだ実証実験のレベルのものもあります。

しかし、次第に私たちの生活に登場してきます。

1、2年後に気づいたらここに書いた事例を使っていた!

なんてこともあるかもしれませんね。

スポンサーリンク