フードテック|変化する未来の食体験+3つの事例

  • 2020年10月27日
  • 2021年8月20日
  • TECH
フードテックとは
テレビやSNSで「植物肉」「代替肉」って言葉を聞くようになったけど、植物でお肉を作るイメージができないな。なんで、「植物肉」が世の中に出てきたんだろ。あまり意識していなかったけど、食の変化や未来がどうなるのか知りたいな。

この記事では、こういった「フードテックに関する」疑問に答えます。

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本記事の内容

  1. 食の変化と未来を支えるフードテックの概要
  2. フードテックができること|食の問題解決
  3. フードテックで作る未来の食体験
  4. まとめ|変化する未来の「食」|3つの事例

ではさっそく見ていきましょう。

フードテックとは?なぜ注目される?

なぜフードテックが注目されるのか

食の変化・未来について知るために、まずはそれを支えるフードテックについて知っておいたほうがいいと思います。

フードテックとは

食(フード)とテクノロジー(テック)を掛け合わせた造語

食の社会問題にテクノロジーを使い、「豊かで持続可能な食生活」を実現するためにフードテックが登場しました。

食の問題もテクノロジーの進化で解決できる時代になってきたということですね。

食の問題って何だろう?って思いますよね。

食の問題は、以下になります。

✓食品ロスの拡大

売れ残りや食べ残し、期限切れ食品等の本来は食べることができたはずの食品が廃棄されてしまう

✓飢餓

所得格差の拡大や一部地域での水不足により、生活を送るために十分な食料が与えられていない

✓たんぱく不足

世界的な人口増加と経済成長により、良質なタンパク質の需要が増加

従来のタンパク質を含む食品は、天然資源の枯渇と制限で世界的に需給のバランスが厳しいみたいですね。

✓食の安全

消費期限の明確な記載がない、食品の不適切な保存で発生する食品事故や食品偽装

最近では遺伝子組み換え食品の問題もありますよね。

食に対する多様なニーズ

有機野菜やビーガンなど、食へのこだわり・多様性の拡大

✓気候変動による食糧危機

地球温暖化や自然災害等による食糧生産への影響

これが全てではありませんが、色々とありますね。

これまでは「食の問題」を解決することが容易ではありませんでした。

しかし、テクノロジーの進化によって難しかった「食の問題」が解けるようになってきたのです。

フードテック(食×テック)が注目される理由はそこにあります。

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フードテックで何ができるのか?

フードテックで何ができるのか

ではフードテックで何ができるのか?

どのようにして「食の問題」が解決されるのか?

フードテックの例を見てみましょう。

フードテックによる解決策
作成:kaakunblog.com

✓フードバンク

食品会社などで余った食べ物、外装の痛みなどにより市場で流通できなくなった食品を寄付してもらい、それを生活困窮者へ適切かつ迅速に届けるものです。

✓タグ付けによる食品の追跡

食品に改ざんできないデータ(ブロックチェーン等)を紐づけて、信頼できる食品かどうかデータを見ることで一目でわかる。

また食品の流通をデータで把握し、食品の透明性を高めることができます。

消費者も自分が食べている食品の情報が把握できれば安心ですよね。

✓植物由来の代替食品(植物肉など)

植物由来のタンパク質により肉を代替することで、持続可能なタンパク質の供給が可能になると考えられます。

また食にこだわりがある人にも対応できる可能性を秘めています。

✓食事の個別最適化(パーソナライズ化)

現在、3Dプリンターで料理を行う取り組みも始まっています。

何百万通りのレシピデータを3Dプリンターにインプットし調理してもらうことで、一人ひとりの食に対するニーズを満たすことができると考えられています。

✓スマート垂直農法

畑などの広い土地が必要な農業とは違い、ビル等の一室や使われなくなったコンテナ内で農業をする方法です。

栽培ユニット」を垂直に積み上げて野菜を栽培します。

また、フードテックの1つとして、調理のデジタル化「レシピのソフトウェア」「キッチンOS」もホットな話題です。

これはニーズの多様化(食の問題)と食事の個別最適化(食の解決策)にも関係するのところですね。

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フードテックで作る未来の食体験

フードテックで作る未来の食体験

フードテックでどのような未来が体験できるのか少し見てみましょう。

【ある朝】

2030年のある朝。MIRAIは朝食で何を食べるか迷っていた。

スマホアプリを立ち上げ昨日の食べた食材のデータを確認すると、「タンパク質」と「ビタミンC」が不足してることに気づく。

不足している栄養素が補える食事をアプリ上で選択し、自動調理ロボットに情報を送る。

アプリにはこれまでの食事データがすべて保存されており、自分の状態をデータでチェックできるようになっている。

MIRAIは朝食をすまし仕事に向かう。

【昼】

12時30分、ランチのためにオフィスの近くにあるレストランに向かう。

レストランのメニューにはMIRAIの地域で生産された有機食材を使った料理が載っていた。

MIRAIはこの料理を頼むことにした。

地産地消には、トークン(ポイント)が付加され他のお店でそのトークン(ポイント)を使うことができる。

貯めたトークン(ポイント)でランチ代を支払い仕事に戻る。

【夜】

19時30分、仕事を終えたMIRAIは、帰宅後フードデリバリーを頼むことにした。

スマホアプリ上のメニューから料理を注文した。

注文した料理には、食材の産地や流通での品質などが全てデジタル情報(ブロックチェーン等)として紐づけられており、安全な食材か分かるようになっている。

食事を終えたMIRAIは、スマホアプリで今日の食事データと自分の状態を確認し眠りにつく。


いかがでしたか?

ここに書いたことはただの未来予想ではなく、一部のテクノロジーは2、3年後には実現していると考えています。

ちなみにフードデリバリーは既に日本にもありますよね。

使っている方もおられると思います。

皆さんがこのような未来の食を体験できる日もそう遠くないと思いますよ。

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変化する未来の「食」|3つの事例

フードテックの事例

この記事では、3つの事例を紹介します。

フードテック&アグリテックの事例については、以下の記事で詳しく解説しています。

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【事例1】飲む食事

✓内容

必要なカノリーや栄養を含んだ食材を粉末状にしたところがポイントです。

ただ粉末上にするのではなく、適切な満腹感も得られるように工夫もされているみたいです。

✓期待できること

食事の手間と費用を不要にできる←これは賛否両論ありそうですね。

普通の食事よりも価格が安くなる

✓海外の動き:アメリカ

粉末を水に溶かして飲むだけで「1食分の栄養」が摂取できるもので、多忙を極める人々をターゲットとしています。

【事例2】代替食品

✓内容

エンドウマメなどの植物を原材料とし、植物由来のタンパク質で肉を代替するものです。

動物の細胞を培養することで得られる「培養肉」というものもあります。

✓期待できること

食への多様なニーズを満たすことができる

畜産飼養による食肉生産の悪影響を改善

✓海外の動き:アメリカ

植物由来の代替肉や代替乳製品を開発しています。

野菜や種子、穀物から特定のたんぱく質や栄養素を選択し、肉や酪農製品の味と歯ごたえを再現できるように取り組んでいます。

お肉の触感は、食べているときに「これはお肉なのか?」という違和感が出ないためにも必要ですね。

【事例3】食品廃棄対策

✓内容

農家での収穫後に輸送・保管での腐食、小売り・外食での廃棄等によって食料の40%近くが失われています。

この収穫後の廃棄を減らすために、収穫後の食物ができるだけ傷まない対策、また消費者がより安全な食品を受け取れるようにするものです。

✓期待できること

流通経路での食品ロスを削減できる

✓海外の動き:アメリカ

果物の皮に含まれる脂質から製造する天然防腐剤を開発しています。

この技術で乾燥・酸化から農産物を守り、保存期間を延ばすことができるみたいですね。

✓国内の動き:

最近、日本でもこのような「保存期間を延ばす」技術が登場しています。

ヨーグルトの保存期間を最大で120日ほど延ばすことができる保存技術が登場しています。

まとめ|食の未来はどこへ向かうのか

この記事では、フードテックを取り巻く環境や体験できる未来のストーリーについて解説しました。

AIなどのテクノロジーの進化で、消費者に関する大量の情報を分析できるようになりました。

高度なデータ分析により、一人ひとりのニーズに応えやすい時代となってきました。

そのような時代では以下のことが考えられます。

  • 今日の健康状態に合わせた食事を摂る
  • 個人のスキルに合わせた料理を提案してもらう
  • アレルギーを引き起こしにくい食材を探してもらい購入する

つまり、個人に最適化された食の未来へ向かっていくことが考えられます。

これから、この分野は確実に成長していきます。

食のデジタル化が楽しみですね!

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