

IoTって言葉は聞いたことがあるけど、よくわかってない。何ができるんだろう。今している仕事にも関係するのかな?事例も含めて知りたいな。
この記事では、こういった「IoTに関する」疑問に答えます。
✓本記事の内容
- IoTとは何か?できることは?
- IoTの仕組みをやさしく図解
- IoTで体験できる未来
- IoTを使った事例を3つ紹介します
では、さっそく見ていきましょう。
IoTとは

IoTとは何か?
- Internet of Thingsの頭文字をとったもの
- モノのインターネット
まてまて、「モノのインターネット」??ちょっとよくわからない。
って思いますよね。
大丈夫です。IoTとは、以下のことだと思っていただければ。
これまでインターネットにつながっていなかったモノが、インターネットにつながることで、私たちの生活を便利にしてくれる
例えば、下記の図で示している「靴」「お風呂」「建物」のように、従来インターネットつながっていなかった家庭内のあらゆるモノがつながるイメージです。

IoTができることのイメージとして
靴がインターネットにつながれば、履いて歩いているだけで「歩き方」を計測して、個人にあった「足の負担にならない正しい歩き方」を教えてくれる。
冷蔵庫がインターネットにつながれば、冷蔵庫の中の情報をスマホ等で確認でき冷蔵庫内の食材の管理がしやすくなる。
建物がインターネットにつながれば、耐震性や老朽化の情報をデータとして把握できる。
といったことが考えられます。
IoTの仕組み

とりあえず、あらゆるものモノがつながることはわかったけど、IoTの「仕組み」「全体像」が見えない。
という方に、IoTの「仕組み」「全体像」について上の図で示しています。
IoTの役割は、モノをインターネットにつなぐことなので
- センサーで私たちの生活情報を取得
- データをインターネット上のクライドに蓄積
となります。
しかしAIの発展もあり、ただつなぐだけではなく、もう少し広い範囲をカバーしてIoTと呼ぶようになっています。
以下が今のIoTの仕組み・全体的な流れです。
- センサーで私たちの生活の情報を取得
- データをインターネット上のクライドに蓄積
- AIでデジタルデータを解析
- 解析結果をフィードバックして課題の解決・改善につなげる
データを集めるだけではなく、そのデータを解析して私たちの生活をより便利にしてくれます。
IoTで体験できる未来

IoTを利用して体験できる未来を少し覗いてみましょう。
【朝】
2027年のある朝。MIRAIはスマホアプリを立ち上げ、アプリ上のデータを見ていた。データには「○○が浅い」「○○の摂取量が多い」という自分の状態に関する情報が記載されていた。
MIRAIの家では、「ベッド」「トイレ」「冷蔵庫」など家庭内のすべてのモノがインターネットにつながっている。
寝ているときの情報は、「インターネットにつながっているベッド」から知ることができる。
また食べたもの等の状態は「インターネットにつながったトイレ」により、ある程度把握することができる。
休日の今日は、改善のためにも昼から運動をすることにした。
【昼】
13時、昼食を終えたMIRAIは家の近くでランニングをしていた。「もう少し右足を前に出して走ってください」とイヤホンから聞こえてきた。
MIRAIの履いているランニングシューズはインターネットにつながっていて、走り方などをAIが分析してくれる。その情報をイヤホンで聞きながら走り方を変えていく。
【夜】
17時、運動を終えたMIRAIは夕食のために、冷蔵庫内の食材情報をスマホで確認していた。冷蔵庫がインターネットとつながっているので、外出中でも冷蔵庫内を確認することができる。今日のメニューを考えながら冷蔵庫にない食材を確認し、帰り道にあるお店に向かう。
20時、夕食を終えたMIRAIは、自分のデータを確認した後ベッドに向かう。
このようにIoTを利用することで、今まで感覚でとらえていたものが客観的なデータとして把握できるようになります。
IoTは実用化され始めていて、イベントなどもよく開催されています。
私たちの身の回りにも知らない間にIoTの機器があふれている可能性もありますね。
IoTに関する3つの事例

この記事では、IoTに関する3つの事例について紹介します。
【事例1】スマートロック(鍵×IoT)
✓企業
鍵をIoT化を目指す日本企業
✓サービス内容
扉に取り付けることで、スマホ等から遠隔で鍵の状況を確認でき、施錠・解錠の操作もできます。
いまの時代はスマホを一人一台持っていますから、スマートロックは普及する可能性があると思います。
✓期待されること
利用者や時間を限定した部屋の設定・管理が容易になります。
例えば、民泊で部屋を貸し出すとき、部屋の利用者にその期間だけ施錠・解錠のパスワードを与える、といったことにも使えますよね。
【事例2】スマートポット(ポット×IoT)
✓企業
調理や生活家電を販売する日本企業
✓サービス内容
ポットの電源を入れたり給湯したりすると、その情報が離れて暮らしている家族のスマホ等へ伝わります。
✓期待されること
お年寄りや子供の状態を把握できます。
見守りとしても使えるところが一石二鳥ですね。
【事例3】スマートスプリンクラー(スプリンクラー×IoT)
✓企業
スプリンクラーのシステムを販売するアメリカ企業
✓サービス内容
センサーとインターネット接続によってリアルタイムに天気予報、土と植物の種類、日照時間などのデータを収集し、自動で最適な水撒きを行います。
やはりアメリカですね。
日本の家庭では、スプリンクラーはあまり普及していないイメージです。農業関連の方には、なじみがあると思いますが。
✓期待されること
自動で水撒きの調整ができ、リモートで水撒きの状況を確認できます。
インターネットでつながる未来
この記事ではIoTの定義から仕組み、事例までを紹介しました。
IoTとは
これまでインターネットにつながっていなかった様々なモノが、インターネットにつながることで、私たちの生活を豊かにしてくれる
それを実現するために、データを収集して分析する仕組みがあります。
今後、IoTのテクノロジーは私たちの生活に大きな影響を与えます。
気付いたら「身に着けているモノすべてがつながっていた」ということも考えられますね。
皆さんは「すべてのモノがつながる」ことで、どのような世界になっていくと考えますか?