【図解】なぜ資本主義で資産の格差が拡大?抜け出す選択肢は?

資本のバランス

こんにちは、かーくんです。

この記事では、なぜ資本主義で資産の格差が拡大するのか?

その仕組みと理由を探るために検証シミュレーションを使った比較をしています。

そして、その格差から抜け出す選択についてシミュレーションモデルも用いて解説しています。

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本記事の内容

  1. なぜ資本主義で資産の格差が拡大するのか?
  2. 労働収入と不労所得の関係
  3. 検証|本当に資本主義で資産の格差が拡大するのか?
  4. お金の格差から抜け出す選択

では、さっそく見ていきましょう。

なぜ資本主義で資産の格差が拡大するのか?

なぜ資本主義で格差が拡大するのか?

なぜ資本主義の社会で格差が拡大していくのか?

それは資本主義そのものが、競争するように出来ていて格差が広がるようなシステムになっているからです。

それはどう言うことなのか?

それは労働者の賃金の伸び率よりも、資本家の投資利回りの方が大きいということです。

たとえば、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏は「資本主義により、資本収益率が経済成長率を上回る」という衝撃の事実を突き止めました。

以下の図が、トマ・ピケティ氏が言う資本収益率と経済成長率を比較したものです。

21世紀の資本について
出典:みすず書房 『21世紀の資本』

資本収益率とは、配当金や家賃といった不労所得で得られる収益で投資利回りとも呼ばれています。

また労働者の賃金は、一般的に経済成長(GDP)に応じて上昇していきます。

つまり、経済成長率を労働者の賃金の伸び率と考えることができます。

これから分かることは、21世紀の資本主義(図の緑色部分)では、労働者の賃金の伸び率が平均「2%」ほどであるのに対して、投資利回りは安定して「4~5%」ほどあるということです。

さらに、過去一貫して投資利回りが労働者の賃金の伸び率を常に上回っています。

これが格差をさらに拡大している理由となります。

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労働収入と不労所得の関係

労働収入と不労所得の関係

先ほど解説した、賃金の伸び率と投資利回りの関係を少し詳しく見ていきます。

年収が400万円の人が来年には賃金が「2%」伸びるとすると、来年の年収は408万円になります。

400万円の資産で投資を行い、年利回りが「5%」とすると来年には資産が420万円になります。

408万円と420万円には違いはあるけど、そこまで大きな差は出てないよね?

賃金の伸び率と投資利回りの差が「3%」って大した差ではないんじゃない?

という方がいるかと思います。

この「3%」という数字だけに注目した場合は、大きな差に見えません。

しかし、この裏には「複利効果」という加速度的にお金が増える仕組みが隠れています。

※複利とは、得られた利益に利息が付いていくものを言います。

イメージとして、スキー場で小さな雪だるま作って、転がしていくと大きな雪だるまができるような感じですね。

この「3%」がどれだけの差を生むのか、以下の図でわかると思います。

3%の効果
作成:kaakunblog.com

400万の年収が仮に毎年「2%」伸びるとしたら、30年後は1,000万円です。

一方、400万の資産を年利回り「5%」で運用すると、30年後は1,700万円になっています。

時間が経つにつれて「労働賃金と投資利回り」の差が拡大していますよね。

これが複利効果であり、資本主義にてお金の格差が拡大していく要因ともなるのです。

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本当に資本主義で資産の格差が拡大するのか?

本当に資本主義で資産の格差が拡大するのか?

労働者の賃金の伸び率が「2%」ほどであるのに対して、投資利回りが「5%」もある。

だから資産の格差が拡大する理屈は分かった。

けど、現実問題としてこのようなことが起きているのか?

気になる方がいると思います。

1つの例として「日本の労働賃金の伸び率で得られる収益率」と「日本に居ながらアメリカに投資して得られる収益率」を比較して検証してみます。

日本の労働者の賃金の伸び率は日本経済成長率を参考に、資本収益率(投資利回り)はアメリカのS&P500を参考にします。

※S&P500とは、アメリカを代表する企業500社の株価指数のことです。

S&P500に投資をするということは、アメリカ企業全体に投資している感じです。

IMFが発表した「世界経済見通し」では、2019年の日本経済成長率は0.9%(予想)です。

※IMF(International Monetary Fund)とは、国際通貨基金のことです。

続いて、アメリカのS&P500に投資した場合の平均利回りは以下となります。

アメリカのS&P500に投資した場合の平均利回り
出典:マイインデックス

20年間で見たときの年平均利回りが最低となっていますが、それでも平均利回り6.4%もありますね。

日本の労働賃金の伸び率で得られる収益率は「0.9%」

日本に居ながらアメリカに投資して得られる収益率は、最低利回りで見ても「6.4%」

ということになります。

このように、労働者の賃金の伸び率(経済成長率)よりも投資して得られる利益(資本収益率)の方が、実際にアウトパフォーマンスしていることが分かります。

ちなみにアメリカの経済成長率は2.4%(予想)となっています。

やはり投資して得られる収益率の方が上回っています。

ただアメリカの場合は所得格差の方が大きいという問題もあります。

それはまた別の話になるので、ここでは割愛しますね。

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資産の格差から抜け出す大事な選択

資産の格差から抜け出す大事な選択

どのようにして、この資産の格差から抜け出すのか?

それは

  1. 賃金の伸び率を資本収益率(投資利回り)に近づける
  2. 少額からでも投資を始めて資本主義の恩恵をうける

この2つです。

①の「賃金の伸び率と投資利回りを近づける」については、別の記事で解説しますね。

②の「少額からでも投資を始めて資本主義の恩恵をうける」については、会社員であれば毎月の給料から1万円を投資に回すということです。

毎月1万円を投資に回しても、そんなに増えないんじゃない?

そのような意見もあると思います。

たとえば、100万円の元本から始めて、アメリカS&P500に毎月1万円を投資した場合と銀行に毎月1万円を貯金した場合を比較してみます。

複利効果
作成:kaakunblog.com

S&P500の年平均利回りを6%。ネット銀行の利息を0.1%(ネット銀行を参照)。大手銀行の利息を0.002%としています。

5年目くらいまでは大きな差が見られませんが、そこから差がどんどん大きくなっています。

「毎月1万円だけでも投資に回す」と言っている理由はここにあります。

「投資をする人としない人で将来の資産に大きな違い」があるのです。

毎月の労働収入をしっかり得ながら、その一部を投資に回す「プチ資本家」になることが「格差から抜け出す」きっかけになります。

※貯めたポイントで投資という近道

最近は「ポイ活」が増えており、貯めたポイントで投資をする「ポイント投資」が人気です。その中で、SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は「Tポイントを使って株が買える」ので、貯めたポイントで小さく投資を始めるのもありですね。

Tポイントで始められる投資【SBIネオモバイル証券】

「労働収入」と「投資」の両立を続けることで、自分の資産を守りながらコツコツ資産を増やしていきましょう。

それが「資産の格差から抜け出す」道につながります。

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