
こんにちは、かーくんです。
この記事では、量子コンピュータ市場と関連銘柄について解説していきます。
ブロックチェーンの脅威になるとも言われており、破壊的イノベーションの1つとして注目されています。
AI革命を加速させる重要なデバイスです。
本記事の内容は、以下となります。
- 量子コンピュータ市場
- 量子コンピュータ関連銘柄
- まとめ|花開くまで時間がかかる分野
では、さっそく本記事の内容を見ていきましょう!
量子コンピュータ市場

量子コンピュータは、スーパーコンピュータをはるかに上回るテクノロジーとして注目されています。
半導体技術や人工知能(AI)の急速な発展により、ビッグデータの処理が昔に比べて容易になりました。
しかし、ビッグデータを処理するコンピュータの技術革新は、限界に近いと言われています。
「ムーアの法則」とも関係していたり…..
そのような理由で、量子コンピュータに注目が集まっています。
量子コンピュータは、量子力学の概念を応用することで、スーパーコンピュータに比べて大幅に計算時間を短くできます。
実際に、一部の企業や政府機関が相次いで量子コンピュータを採用しています。
量子コンピュータは、集積化するために配線数が増えるなどの問題がありますが、これらの問題を解決するため研究開発が盛んに行われています。
日本の量子コンピュータ市場規模は、以下のようになっています。
2030年には2300億円に達する予想です。
これは日本だけの市場規模なので、海外市場も考慮するとさらに巨大な市場規模になります。

また、量子コンピュータの活用が期待される分野は、自動運転や物流、金融、創薬、セキュリティなどがあります。
自動運転分野では、ビッグデータを瞬時に分析し、自動運転に活かすことが期待されています。
物流分野では、効率よく最適に「配送するルート」を瞬時に提案することが期待されています。
これは、ロジスティクス(物流)とも呼ばれていますね。
また他にも、創薬分野では、短時間かつ高精度で「新薬の発見と創製」が可能になると言われています。
量子コンピュータのビジネス規模と可能性、将来性は十分にあると言えます。
量子コンピュータ関連銘柄

次に、量子コンピュータ関連の銘柄を紹介したいと思います。
海外の量子コンピュータ関連銘柄について紹介した後、国内の量子コンピュータ関連銘柄を紹介します。
では、それぞれ見ていきましょう!
アルファベット【NASDAQ:GOOGL】
【業種分類】
メディア・娯楽
【関連分野】
AI、MaaS、航空宇宙、自動運転
【事業概要】
アルファベット(Alphabet Inc)は、インターネット関連の製品・サービスをグローバルに提供している企業です。
同社は、Googleを傘下として「ハードウェア」から「ソフトウェア」まで様々な製品・サービスを開発・販売しています。
その他にも、オンライン広告やクラウドコンピューティングなども提供しています。
Google事業では、YouTubeやGoogle Cloud、Android、Google Playなどを提供しています。
同社は、アメリカを代表するIT企業ですね。
【量子コンピュータとの関連】
アルファベット傘下のGoogleは、2013年にNASAと共同で量子コンピュータの研究を行っており、以前から量子コンピュータの開発に注力してきました。
同社は、量子コンピュータを開発しているカナダのスタートアップ企業「D-Wave社」と技術契約を結んでおり、新興企業とも連携して量子コンピュータの研究開発を行っています。
また、研究機関の「量子コンピュータ研究チーム」を自社に取り込み、独自のハードウェア開発にも乗り出しています。
2019年に同社は、スパコンでは1万年かから計算を量子コンピュータで200秒で計算できたと発表しました。
Googleが開発している量子コンピュータは、「量子超越性」を実現しており、今後の技術動向が注目されています。
製品化には、まだ時間がかかりますが、量子コンピュータ分野において将来性のある企業です。
※量子超越性とは、量子デバイスがどの古典コンピュータでも実用的な時間では解決できない問題を解決できること
【分析】

アルファベットのEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
営業利益および売上高も、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
驚異的な成長率及び収益率ですね。
同社は、収益性と安定性、財務健全性を兼ね備えた企業です。
IBM【NYSE:IBM】
【業種分類】
ソフトウェア・サービス
【関連分野】
AI、RPA
【事業概要】
アイ・ビー・エム(International Business Machines Corp)は、人工知能(AI)やクラウド、ITインフラ、サイバーセキュリティなどを提供している米国のIT企業大手です。
同社は、金融や小売、製造、エネルギー、自動車、ヘルスケア分野などに製品・ソリューションを提供しています。
同社は、「クラウド&コグニティブ・ソフトウエア」「グローバル・ビジネス・サービス」「グローバル・テクノロジー・サービス」「システム」「グローバルファイナンス」の5つの事業を展開しています。
クラウド&コグニティブ・ソフトウエア事業は、AIやクラウド関連のシステムおよびソフトウェアをソリューションとして顧客に提供しています。
グローバル・ビジネス・サービス事業は、コンサルティングサービス業務やビジネスプロセスのアプリ管理・保守・サポートを行っています。
グローバル・テクノロジー・サービス事業は、ITインフラの構築やプラットフォームサービスを提供しています。
他にも、技術サポートなども含まれており、同社の売上に大きく関係する事業です。
システム事業は、OSシステムやストレージ、サーバーなどを提供しています。
また、マルチクラウドおよびエンタープライズAIに関連するインフラプラットフォーマを提供しています。
グローバルファイナンス事業では、IBM Credit LLCを通じてクライアント向けのファイナンス事業やリマーケティング事業などを提供しています。
【量子コンピュータとの関連】
アイ・ビー・エムは、35年以上にわたり量子コンピュータの開発を行っています。
同社は、汎用型の量子コンピュータの開発に注力しています。
同社は、2016年に量子コンピュータを操作できるクラウドサービス「IBM Quantum Experience」を無償提供するなど、量子コンピュータに注力していることがわかります。
また、同社は量子コンピュータをクラウド経由で使えるようにする取り組みを進めており、商用化に向けて本格的に動き出しています。
同社は、「量子コンピュータを普通(当たり前)に使える」時代を目指しているようですね。
【分析】

アイ・ビー・エム営業利益とEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで減少傾向にあります。
売上高も、2016年から2020年決算まで減少傾向にあります。
安定性はありますが、成長性が気になりますね。
マイクロソフト【NASDAQ:MSFT】
【業種分類】
メディア・娯楽
【関連分野】
AI、AR/VR
【事業概要】
マイクロソフト(Microsoft Corporation)は、多様なソフトウェア製品やデバイスなどを提供している米国のIT企業大手です。
同社は、多様なサービスを通じて自動車や政府機関、製造、小売、金融、ヘルスケア分野にソリューションを提供しています。
同社は、主に「Productivity and Business Processes」「Intelligent Cloud」「More Personal Computing」の3つの事業を展開しています。
Productivity and Business Processes事業は、「Office365」を中心に製品・サービスを提供しています。
他にも、「Skype」や「Linkedin」、「One Drive」などを提供しています。
Intelligent Cloud事業では、クラウドサービス「Azure」や「SQL Server」、「Visual Studio」などを提供しています。
これらのクラウドサービスは、同社の中核であり重要なセグメントです。
More Personal Computing事業は、「Windows」関連の製品・サービスや「Surface」、パソコンアクセサリーなどを提供しています。
同事業は、ハードウェア・デバイス製品を中心に製品・サービスを展開している感じですね。
【量子コンピュータとの関連】
マイクロソフトは、クラウド経由の量子コンピューティングサービス「Azure Quantum」を提供しています。
Azure Quantumは、HoneywellやIonQが手掛ける量子コンピュータとソフトウェアツールをクラウド経由で利用することができます。
(Azure Quantumは、量子コンピュータ活用支援サービスのような位置付けでもあります。)
同社は、Azure Quantumを通じて最適化ソリューションを顧客に提供していくようです。
【分析】

マイクロソフトの営業利益とEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高も、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
同社は、収益性や成長性、安定性を兼ね備えた企業です。
ロッキード・マーティン【NYSE:LMT】
【業種分類】
資本財・サービス
【関連分野】
航空宇宙
【事業概要】
ロッキード・マーティン(Lockheed Martin Corporation)は、航空宇宙や地上インフラ向けに防衛システム及びサービスを提供している企業です。
同社は、「Aeronautics」「Missiles and Fire Control」「Rotary and Mission Systems」「Space」の4つの事業を展開しています。
これらの事業では、航空システムや部品、アプリケーション、宇宙関連製品を開発・販売しています。
同社は、陸・海・空・宇宙に関連した事業を展開している企業です。
ロッキード・マーティンの事業概要について、興味がある方は「「宇宙革命」宇宙ビジネスは最後のフロンティア?|宇宙関連銘柄」をご覧ください。
この記事で、ロッキード・マーティンの事業概要について解説しています。
【量子コンピュータとの関連】
ロッキード・マーティンは、航空機のバグ取りを最適化するために、D-Wave社の量子コンピュータを活用しています。
同社は、量子コンピュータの開発に直接関わっていませんが、利用する側としてピックアップしました。
航空宇宙業界において、現時点(2021年4月)で量子コンピュータを使っている企業は少ないと思います。
そのような意味では、同社は最先端のテクノロジーを取り入れた航空宇宙銘柄の1つと言えそうです。
【分析】

ロッキード・マーチンのEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高および営業利益も、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
同社は、収益性と安定性、財務健全性を兼ね備えた企業です。
ハネウェル・インターナショナル【NYSE:HON】
【業種分類】
資本財・サービス
【関連分野】
航空宇宙、ロボティクス
【事業概要】
ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International Inc.)は、様々な産業分野に製品やソリューションを提供する総合テクノロジー企業です。
航空・宇宙からビルシステムなど多岐にわたって自社の製品を提供しています。
同社は、「航空宇宙」「パフォーマンスマテリアル・テクノロジーズ」「ビルディング・テクノロジーズ」「セーフティ・プロダクティビティソリューション」の4つの事業を展開しています。
これらの事業にて、高性能材料から部品、システムまで幅広い製品を提供しています。
ハネウェル・インターナショナルの事業概要について、興味がある方は「「宇宙革命」宇宙ビジネスは最後のフロンティア?|宇宙関連銘柄」をご覧ください。
この記事で、ハネウェル・インターナショナルの事業概要について解説しています。
【量子コンピュータとの関連】
ハネウェル・インターナショナルは、量子コンピュータ「System Model H1」およびクラウドAPIを企業向けに提供しています。
同社の量子コンピュータは、IBMやGoogleの超電導方式とは異なり、イオントラップ方式を採用しています。
また、同社の量子コンピュータは、トップクラスの性能評価を示しており、この分野で多くの注目を集めています。
同社は、マイクロソフトとパートナーシップを結んでおり、マイクロソフトの「Azure Quantum」経由でハネウェルの量子コンピュータが利用できます。
【分析】

ハネウェル・インターナショナルのEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算までほぼ横ばい状態が続いています。
営業利益および売上高は、2016年から2020年決算までほぼ横ばい状態で、少し減少傾向にあるようにも見えます。
同社は、安定性のある企業ですが成長率の鈍化が気になりますね。
ブーズ・アレン・ハミルトン【NYSE:BAH】
【業種分類】
ソフトウェア・サービス
【関連分野】
AI、サイバーセキュリティ
【事業概要】
ブーズ・アレン・ハミルトン・ホールディング(Booz Allen Hamilton Holding Corp)は、テクノロジーに関するコンサルティングサービスを提供している企業です。
同社は、政府機関や防衛、エネルギー、ヘルスケア分野などにソリューションを提要しています。
同社は、「コンサルティング」「分析」「デジタルソリューション」「エンジニアリング」「サイバーセキュリティ」の5つのコア・サービスを展開しています。
コンサルティングサービスは、顧客の問題を解決するためのビジネス戦略や人的資本などをソリューションとして提供しています。
分析サービスは、機械学習などを用いて意思決定の分析や迅速化、予想モデリングの作成、自動化などをソリューションとして提供しています。
デジタルソリューションサービスは、ソフトウェア開発やデジタル戦略、クラウド経由のデータプラットフォームを提供しています。
他にも、サイバーセキュリティサービスでは、サイバー空間の脅威に対応するアドバイスやエンジニアリング、戦略などを提供しています。
【量子コンピュータとの関連】
ブーズ・アレン・ハミルトン・ホールディングは、量子コンピュータに関するサービスを展開しています。
量子技術のアドバイスや戦略、エンジニアリングを提供しています。
量子コンピュータを研究開発するには、高度な専門知識が必要になります。
同社は、その専門知識やスキルをサービスとして提供している企業です。
【分析】

ブーズ・アレン・ハミルトン・ホールディングの営業利益とEPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高も、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
同社は、収益性や成長性、財務健全性を兼ね備えた企業です。
インテル【NASDAQ:INTC】
【業種分類】
半導体サービス・半導体製造
【関連分野】
AI、自動運転
【事業概要】
インテル(Intel Corporation)は、半導体を通じて製品やテクノロジーの設計・製造を提供している企業です。
同社は、金融や小売、教育、通信、産業、ヘルスケアなど幅広い分野にソリューションを提供しています。
同社は、「クライアントコンピューティング」「データセンター」「IoT」「不揮発性メモリソリューション」「プログラマブルソリューション」「モービルアイ」「その他」の事業を展開しています。
クライアントコンピューティングでは、B2C向けに設計された製品が多く、ゲーム等に焦点を当てて事業を行っています。
データセンターは、コンピューティングやストレージ、ネットワーク向けプラットフォームを提供しています。
IoTでは、組み込みアプリケーション向けにコンピューティングソリューションを提供しています。
不揮発性メモリソリューションでは、メモリやストレージ製品を提供しています。
プログラマブルソリューションは、プログラム可能な半導体やFPGA、集積回路などを提供しています。
モービルアイでは、先進運転支援システム(ADAS)や自動化ソリューションを提供しています。
【量子コンピュータとの関連】
インテルは、極低温域で動作する量子制御チップおよび量子コンピュータ用の冷却機を開発しています。
2019年に極低温域で動作する量子制御チップを発表した後、2020年に第2世代の「Horse Ridge II」を披露しています。
同社の量子制御チップは、従来の量子コンピュータで必要だった数百本のケーブルを排除し、量子制御のハードルを低減しています。
また同社の量子コンピュータ用の冷却機は、300mmの大型シリコンウェハを収容でき絶対零度に近い極低温を実現できます。
量子コンピュータは、量子の重ね合わせを維持するために極低温の環境が必要です。
同社の冷却機は、量子コンピュータ分野において多くの需要がありそうですね。
【分析】

インテルの営業利益は、2019年を除いて2016年から2020年決算まで増加傾向にあります。
EPS(1株当たりの利益)は、2016年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高は、2016年から2020年決算まできれいな右肩上がりです。
ただ、懸念点として、2021年と2022年決算の営業利益とEPS、売上高が低迷するコンセンサス予想が出ています。
バイドゥ【NASDAQ:BIDU】
【業種分類】
メディア・娯楽
【関連分野】
AI、EV、自動運転、MaaS
【事業概要】
バイドゥ(Baidu Inc.)は、中国最大のインターネット検索サービスを提供する企業です。
「Baidu.com」というウェブサイトを運営しており、検索エンジンやニュースなどを提供しています。
バイドゥは、「Baidu Core」と「iQIYI」の2つの事業から主に成り立っています。
この2つの事業にて、動画配信プラットフォームや検索など、様々なサービスを提供しています。
「Stay at Home」を通じて、急成長している企業です。
【量子コンピュータとの関連】
バイドゥは、量子機械学習ツールキット「Paddle Quantum」をGitHub上で提供しています。
Paddle Quantumは、量子ニューラルネットワークモデルの構築とトレーニングができる開発キットです。
開発者は、この開発キットを活用することで、量子コンピュータを体系的に理解できるようです。
量子コンピュータを学ぶ近道になりそうですね。
【分析】

バイドゥは、2017年決算において営業利益とEPS(1株当たりの利益)が前年比で減少していました。
しかし、2017年決算から2019年決算にかけて営業利益とEPSが大きく増加しています。
ここ2年ほどは、しっかり本業で稼げていますね。
アリババ・グループ・ホールディング【NYSE:BABA】
【業種分類】
メディア・娯楽
【関連分野】
AI、フィンテック、eコマース
【事業概要】
アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団控股有限公司)は、中国を代表するITサービス企業です。
同社は、様々な分野テクノロジーインフラやマーケティングリーチを提供しています。
同社は、「コアコマース」「クラウドコンピューティング」「デジタルメディア・エンターテイメント」「イノベーション・その他」の4つの事業を展開しています。
コアコマースでは、オンラインプラットフォームや小売サービス、物流サービス、ローカル消費サービスを提供しています。
クラウドコンピューティングでは、データベースやストレージ、ビッグデータ解析などのクラウドサービスを提供しています。
デジタルメディア・エンターテイメントは、消費者サービスを中心に事業を行っています。
イノベーション・その他では、新しい製品・サービスを企画・開発し、提供しています。
【量子コンピュータとの関連】
アリババ・グループ・ホールディングは、量子コンピューティングサービスをクラウド経由で提供しています。
また、同社は複数の研究機関と共同で「量子コンピュータラボ」を開設しています。
同社は、汎用型の量子コンピュータに力を入れており、2030年までに高性能(50~100量子ドット)の量子コンピュータの試作機を開発する計画を立てています。
【分析】

アリババ・グループ・ホールディングの営業利益は、2019年を除いて2016年から2020年決算まで増加傾向にあります。
EPS(1株当たりの利益)は、2017年を除いて2016年から2020年決算まで増加傾向にあります。
売上高は、2016年から2020年決算まできれいな右肩上がりです。
【簡易まとめ】日本の「量子コンピュータ」関連銘柄
日本電信電話(NTT)【東証1部:9432】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、国立情報学研究所などの研究機関と共同で量子コンピュータを開発しています。
量子ニューラルネットワーク(QNN)などの量子技術を実現し、他社と連携を図る計画のようです。
量子コンピュータの基礎研究に力を入れている日本企業の1つです。
富士通【東証1部:6702】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、量子コンピュータの会亜h津に本格参入しています。
また同社は、カナダの1QBit社と量子コンピュータ技術を応用したAI分野で協業しています。
ソフトウェア開発は1QBitが行い、ハードウェア側は富士通が担当しているようです。
共同で開発している量子コンピュータは、絶対零度に冷ます必要がなく、製品化に向けたハードルが低いと言われています。
そのため、受注に結びつくとの見方が出ており、国内における量子コンピュータの最有力候補となっています。
日立製作所【東証1部:6501】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、半導体ベースの量子コンピュータを開発しています。
海外の研究機関とも開発を行っており、量子コンピュータの開発に注力しています。
デンソー【東証1部:6902】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、D-Wave社の量子コンピュータを活用して、渋滞解消に向けた実証実験を行っています。
自動車関連の企業において量子コンピュータを活用している企業は少ないこともあり、同社は最先端のテクノロジーを好む企業かもしれませんね。
フィックスターズ【東証1部:3687】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、D-Wave社と協業しており、量子コンピュータの導入支援などを行う予定です。
エヌエフホールディングス(旧名:エヌエフ回路設計ブロック)
【JASDAQ:6864】
【量子コンピュータに関連するサービス】
同社は、量子コンピュータ(超電導デバイス)向けの信号増幅器に用いる計測機器を設計・製造しています。
まとめ|花開くまで時間がかかる分野
この記事では、量子コンピュータ市場と関連する銘柄について解説しました。
量子コンピュータは、まだ開発段階のものが多く、本格的に市場が立ち上がっていません。
そのため、長期スパンで見ないといけません。
しかし、量子コンピュータは、強力な「破壊的イノベーション」であり成長が期待されている分野です。
量子コンピュータが当たり前になる世の中を楽しみに待ちましょう!