
こんにちは、かーくんです。
この記事では、ボーイング【NYSE:BA】の企業情報から決算までを解説します。
ボーイング【NYSE:BA】は、下記の宇宙関連銘柄となっています。
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✓ 本記事の内容
- ボーイングの企業情報
- ボーイングの貸借対照表
- ボーイングの決算
ボーイング【NYSE:BA】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
ボーイングの企業情報
<Ticker symbol>
NYSE:BA
<関連分野>
航空宇宙
<企業概要>
ボーイング(The Boeing Company)は、航空機や防衛/宇宙/セキュリティ関連の製品を開発・製造・販売している企業です。
同社は、民間航空機や有人宇宙船、衛星打ち上げ機、防錆システムなどの幅広い製品・サービスを提供しています。
同社は、民間航空のリーディングカンパニーを目指しています。
<事業概要>
ボーイングは、「民間航空機(BCA)」「防衛・宇宙・セキュリティ(BDS)」「グローバルサービス(BGS)」「ボーイングキャピタル」の4つの事業を展開しています。
BCA事業は、様々な商業用航空機を製造・販売しています。
同事業は、私達が旅行や出張で使う旅客機、貨物機などを製造しています。
航空会社の幅広いニーズに対応するために、多種多様なジェット機を提供していますね。
BDS事業では、無人給油機や無人潜水システム、偵察機、ミサイル防衛システム、回転翼機などを製造・販売しています。
他にも、海上と宇宙をつなぐネットワークシステムや衛星システム、有人宇宙船打ち上げシステムを提供しています。
同社は、宇宙関連の事業でNASAと連携しており、宇宙ビジネスの中核をになっています。
BGS事業は、エンジニアリングや改修、メンテナンス、訓練、データ分析などのサービスを提供しています。
同社の航空機の部品を迅速に供給するため、サプライチェーンの最適化も行っているようです。
必要な時に部品等を提供することで、ロイヤリティ向上を狙っているようですね。
また同事業では、デジタルソリューションにも力を入れています。
民間航空機向けと政府機関向けのサービスがあり、同社の広範なサービスネットワークを通じて航空ソリューションを提供しています。
同社は、陸・海・空・宇宙のすべてに製品・サービスを展開していますね。
<注目ポイント>
ボーイングは、政府機関やNASAといった大口顧客を持っています。
同社は、アメリカや関連する国々で重要な存在となっています。
また、航空機に限らず宇宙分野でも高い技術を有しており、宇宙船や衛星システム、打ち上げシステムなどを提供しています。
ボーイングの貸借対照表

ボーイングの貸借対照表になります。(※2021年5月時点)
自己資本比率は、-12.04%です。
流動比率は139.37%で、当座比率は45.75%となっています。
現在のボーイングの賃借対照表からは、支払い能力および財務健全性の悪化が見られます。
ただ、ここから業績が順調に回復すれば、財務健全性も改善していくと考えられます。
ボーイングの決算
ここでは、ボーイングの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

2020年四半期での売上高は、2019年四半期と比べて減少しています。
世界的に航空機の需要が減少したのが原因ですね。
経済再開や航空機の需要回復により、売上高が改善していくかどうか注視する必要がありそうです。
ただ、売上高は、2019年四半期から減少傾向にあるように見えますね。
EPS(1株当たりの利益)も、2019年四半期から減少傾向にあるように見えます。
2021年四半期から改善(増加)していくのか、しっかり確認していきましょう。
<通期>

通期の売上高は、2018年決算から減少傾向にあります。
EPS(1株当たりの利益)も同様に減少傾向にありますね。
2021年決算から増加に転じるのかどうか、確認する必要がありそうですね。
企業成長のためには、2018年の売上高とEPSを超える必要があります。
そこも要チェックです!
営業利益と当期純利益
<四半期>

2020年四半期での営業利益および当期純利益は、全て赤字となっています。
2021年四半期で、どれだけ回復していけるのか注目です。
EPS成長率を上げるためにも、継続した「当期純利益の黒字化」も実現できるのか、注視する必要がありそうです。
<通期>

通期の営業利益および当期純利益は、2018年決算から減少傾向にあります。
営業利益および当期純利益が停滞すると、EPS成長率にも影響を与えます。
EPS成長率は、株価にも影響を与えますよね。。。
そのため、今後は営業利益と当期純利益の黒字化が重要となりそうです。
特に、営業利益は本業での儲けを示しているので、改善の兆しが見られるかしっかり確認する必要があります。
2021年決算から、どれだけ回復するのか要チェックです。