
こんにちは、かーくんです。
この記事では、安定して売上高を伸ばしている、CACIインターナショナル【NYSE:CACI】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
CACIインターナショナル【NYSE:CACI】は、下記の宇宙関連銘柄となっています。
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本記事の内容は以下になります。
- CACIインターナショナルの企業情報
- CACIインターナショナルの貸借対照表
- CACIインターナショナルの決算
CACIインターナショナル【NYSE:CACI】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
CACIインターナショナルの企業情報
<Ticker symbol>
CACIインターナショナル【NYSE:CACI】
<関連分野>
航空宇宙、セキュリティ
<企業情報>
CACIインターナショナル(CACI International Inc)は、情報ソリューションおよびサービスを提供している企業です。
同社は、主に防衛や諜報、国土安全保障、情報技術向けにシミュレーションテクノロジーを提供しています。
高度な専門知識と技術を用いて、企業や政府機関の課題に対応しています。
<事業概要>
CACIインターナショナルは「ビジネスシステム」「C4ISR&サイバー」「エンジニアリングサービス」「エンタープライズIT」「ミッションサポート」の5つの事業領域に注力しています。
ビジネスシステムは、高度なデータ分析および視覚化ツールを使用して、データへのアクセスを最新化し生産性を高め、データを意思決定に変換しています。
主な顧客は、アメリカ空軍や海軍などの政府機関となっています。
この事業では、契約管理ソフトウェアやアジャイルソフトウェア、RPA、ビッグデータ分析などを提供しています。
他にも、自動データキャプチャシステムやSAPソリューションを提供しています。
C4ISR&サイバーでは、C4(指揮/制御/通信/コンピュータ)テクノロジーとネットワークを組合せたソリューションを提供しています。
電子戦やカウンター無人システム技術、監視/偵察システム、サイバーセキュリティに関連する製品・サービスを提供しています。
こちらも主な顧客は、政府機関となっています。
エンジニアリングサービスは、無人航空機システムの技術とソリューションを提供しています。
また、監視および偵察テクノロジーも提供しています。
船舶の設計やEMP保護、イージス武器システムなども取り扱っています。
エンタープライズITは、クラウドソリューション(IaaS/DevSecOps等)やネットワークセキュリティなどを提供しています。
マイクロソフトやアマゾンとパートナーシップを結び、政府向けのクラウドソリューションを展開しています。
また、ネットワーク分析に必要な大量のデータを効率的に抽出できる、ネットワーク偵察技術およびマッピングソリューションを提供しています。
これにより、ネットワーク内の潜在的なセキュリティの脆弱性を特定することができるみたいです。
ミッションサポートでは、意思決定を最適化するために、情報収集および分析を行うインテリジェンスサポートを提供しています。
たとえば、人工知能と予想ロジスティクス技術を活用して、必要な時に必要な資産ライフサイクルデータを顧客に提供しています。
この事業では、衛星システムや医療システム、サプライチェーンなどに技術サポートを行っています。
<注目ポイント>
CACIインターナショナルは、大口顧客(政府機関など)に幅広いソリューションを提供しています。
また同社は、成長分野として注目されている「宇宙ビジネス」にも注力しています。
宇宙ビジネスにおいて、打ち上げサービスや衛星システムの技術サポートを行っています。
打ち上げサービスでは、フライト分析や発射日の管理、ロケット状態と関連システムのチェックといったサポートを行っています。
また、ドローンなどの無人航空機を検出・管理・追跡するシステムも提供しています。
宇宙にロケットや衛星を展開するには、打ち上げシステムとサポートが必要になってきます。
宇宙ビジネスが拡大する中で、同社のシステムの需要は増えるかもしれませんね。
CACIインターナショナルの貸借対照表

CACIインターナショナルの貸借対照表になります。(※2021年7月時点)
自己資本比率は、48.01%となっています。
流動比率は134%、当座比率は116%となっています。
固定比率は、34%です。
流動比率が100%を上回っているので、短期的な支払い能力は問題なさそうです。
少し厳しく安全性を見ても、当座比率が100%を上回っているので、大丈夫そうですね。
固定比率は100%よりも低い水準なので、長期的な財務健全性も良好です。
CACIインターナショナルの決算
ここでは、CACIインターナショナルの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2019/9、Q2:2019/12、Q3:2020/3…..
2021年四半期の売上高とEPS(1株当たりの利益)は、(Q4を除き)Q1~Q3の全てで前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2020年の売上高とEPSは、Q1~Q4で堅調に増加していました。
2021年の売上高とEPSは、Q1~Q3で右肩上がりに増加しています。
※EPSは、Non-GAAPを参照
<通期>

通期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高は、底堅く推移していますね。
順調に売上高成長率を伸ばしています。
EPSも、しっかりと増加傾向にあります。
同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業です。
※EPSは、Non-GAAPを参照
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2019/9、Q2:2019/12、Q3:2020/3…..
2021年四半期の営業利益および当期純利益は、(Q4除く)Q1~Q3の全てで前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2020年四半期の営業利益と当期純利益は、Q1~Q4で堅調に増加していました。
2021年四半期の営業利益および当期純利益は、Q1~Q3できれいな右肩上がりとなっています。
<通期>

通期の営業利益は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
当期純利益は、2019年決算で少し落ち込みましたが、底堅く推移しています。
営業利益が右肩上がりとなっており、本業での儲けが好調みたいですね。
同社は、利益も確保しながら成長を続けている企業です!