
こんにちは、かーくんです。
この記事では、農業や林業、建設のIT化に力を入れている、ディア&カンパニー【NYSE:DE】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
ディア&カンパニー【NYSE:DE】は、下記のアグリ・フードテック関連銘柄となっています。
アグリ・フードテック関連で、他の銘柄も気になる方はご覧ください!
こんにちは、かーくんです。私たちの食生活や環境は、テクノロジーの進展により大きく変化しています。食にテクノロジーを掛け合わせた「アグリテック」「フードテック」の登場で、食のスマート化・IT化が進んでいきます。それは「食の姿や価[…]
本記事の内容は以下になります。
- ディア&カンパニーの企業情報
- ディア&カンパニーの貸借対照表
- ディア&カンパニーの決算
ディア&カンパニー【NYSE:DE】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
ディア&カンパニーの企業情報
<Ticker symbol>
ディア&カンパニー【NYSE:DE】
<関連分野>
SDGs、フードテック
<企業情報>

ディア&カンパニー(Deere & Company)は、最先端テクノロジーを活用した農業機械や建設機械などを手掛けている企業です。
ディア&カンパニーは、農業や建設の生産システムにイノベーションを起こし、持続可能な環境を作り出すマシンとアプリケーションを開発・販売しています。
<事業概要>

ディア&カンパニーは、「Agriculture & Turf」「Construction & Forestry」「Financial Services」の3つのセグメントで構成されています。
Agriculture & Turfは、農業および芝生に関連する機械、部品を開発・製造・販売しています。
農業関連の製品・サービスには、トラクターや種まき機、精密農業技術、液体肥料システム、収穫設備、噴霧器があります。
芝生関連の製品には、芝刈り機や芝刈り機のアタッチメント、コンパクトトラクターなどがあります。
他にも、造園やゴルフ、スポーツ芝用の芝刈り機も販売しています。
Construction & Forestryは、建設および林業に関連する機械、部品を開発・製造・販売しています。
建設関連の製品は、ブルドーザーや掘削機、ダンプトラック、モーターグレーダ、ホイールローダなどがあります。
林業関連の製品・サービスは、林業スキッダーや車輪付きフェラーバンチャー、車輪付き収穫機、精密林業技術があります。
Agriculture & TurfとConstruction & Forestryでは、他にもエンジン部品やドライブトレインなども取り扱っています。
Financial Servicesは、新規および中古の農業機械や建設機械、アタッチメントなどをレンタル販売しています。
<注目ポイント>
ディア&カンパニーは、最先端テクノロジーを自社の製品に積極的に取り入れています。
同社は、人工知能(AI)や5Gを農業分野へ応用するため、開発や提案を進めているみたいです。
また、同社は「農機自動運転」や「農業支援ロボット」を手掛ける企業の買収に力を入れています。
他にも、ドローンを使って穀物や肥料を散布する技術を開発しています。
農業用ドローン市場は、今後大きく成長することが予想されており注目される技術分野です。
同社は、積極的にテクノロジー企業の買収やスタートアップ企業と連携することで、新しい取り組みに挑戦し続けています。
ディア&カンパニーの貸借対照表

ディア&カンパニーの貸借対照表になります。(※2021年6月時点)
自己資本比率は、34%です。
流動比率は101.63%、当座比率は78.74%となっています。
固定比率は、114.14%となっています。
流動比率や当座比率、固定比率が物足りなく見えますが、同社の業種特性によるものだと考えられます。
棚卸資産が小さいなど。
なので、同社の財務健全性はあまり問題なさそうです。
ディア&カンパニーの決算
ここでは、ディア&カンパニーの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2019/1、Q2:2019/4、Q3:2019/7…..
2020年四半期の売上高は、前年同期比を上回っているものがありません。
EPS(1株当たりの利益)は、Q1とQ4で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年の売上高およびEPSは、Q2をピークに減少傾向でした。
2020年の売上高およびEPSは、Q1から増加傾向にあります。
2021年のQ1およびQ2の売上高およびEPSは、すこぶる好調ですね!
<通期>

通期の売上高は、2020年決算で落ち込みましたが、2017年から2019年決算まで堅調に増加しています。
通期のEPS(1株当たりの利益)も、2017年から2019年決算まで同様に右肩上がりに増加しています。
同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業ですね。
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2019/1、Q2:2019/4、Q3:2019/7…..
2020年四半期の営業利益は、Q1とQ4で前年同期比を上回っています。
当期純利益は、Q1とQ4で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年四半期の営業利益および当期純利益は、Q2から減少傾向にありました。
2020年四半期の営業利益および当期純利益は、Q1から増加傾向にあります。
<通期>

通期の営業利益は、2020年決算で少し落ち込みましたが、2017年から2019年決算まで堅調に増加しています。
当期純利益も、同様に2020年決算で少し落ち込みましたが、2017年から2019年決算まで底堅く推移しています。