【ESTC】BtoB向けに横断的な検索エンジンを提供しているオランダIT企業|エラスティック

ESTC_表題

こんにちは、かーくんです。

この記事では、2018年から2020年の各年で売上高前年比が130%を超えている、エラスティック【NASDAQ:ESTC】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。

本記事の内容は以下になります。

  1. エラスティックの企業情報
  2. エラスティックの貸借対照表
  3. エラスティックの決算

エラスティック【NASDAQ:ESTC】は、一体何をしている企業か?

さっそく見ていきましょう。

エラスティックの企業情報

<Ticker symbol>

【NASDAQ:ESTC】

<関連分野>

AI、サイバーセキュリティ

<企業情報>

エラスティック(Elastic NV)は、セキュリティ分析やデータ検索、モニタリング分析などをオープンソース・ソフトウェアで提供しているオランダのIT企業です。

検索エンジンを提供している会社”と言っても良いかもしれません。

エンドユーザーが消費者(BtoC)のグーグルとは異なり、BtoBに特化した検索ビジネスを展開しています。

スタートアップから大企業まで、同社の検索ソリューションは世界中の企業を支えており、インフラ監視やセキュリティ脅威からの保護、ドキュメント検索などの様々な目的で使用されています。

たとえば、NETFLIX、Uber、Microsoftといった時代の最先端を走る企業が同社のソリューションを導入しています。

同社の技術は、リアルタイム検索できるソフトウェアを様々なサービスに活用・適用することで、大規模な顧客データの検索や管理・分析を可能としています。

エラスティックによると、これら技術のきっかけは、料理のレシピを検索できるソフトウェア考えたところからだったみたいです。

レシピ検索アプリを作るつもりが、「強力な検索エンジンをオープンソースで作ろう!」となったみたいですね。

それが現在、同社の主力プロダクト(Elasticsearch)となっており、1つの大きなエコシステムとなっています。

<事業概要>

エラスティックは、Elastic Stackという強力なプロダクトを通じて「エンタープライズサーチ」「オブザーバビリティ」「セキュリティ」の3つのソリューションを提供しています。

※Elastic Stackとは、データ収集、検索・分析エンジン、データ可視化、データ解析の処理を行う製品をセットにしたもの

エンタープライズサーチは、企業のプロジェクト、チームを支えるために強力な検索エンジンを提供しています。

このソリューションを活用することで、Webサイトやアプリケーション、ワークプレイスに検索機能を簡単に実装することができます。

たとえば、社内で検索機能を活用すると、散在したコンテンツを簡単に見つけつることができます。

「あのツール使いたいけど、社内ポータルのどこにあったけ??」が減りそうですね (笑)

専門的な知識は必要なく、手間をかけずにゼロから短時間で”検索機能”を導入できる点が特徴です。

あらゆるクラウドサービス(Amazon/Microsoft/Google)に対応しており、レスポンスの高速化、パフォーマンス向上、サービスの安定化を実現しています。

好みのクラウドプラットフォームで使えるのがいいですね、自由度が高くなりますし。

オブザーバビリティは、ログ、APM(アプリケーションパフォーマンス管理)、アップタイムの監視を網羅する統合分析ソリューションです。

企業内の各部署で横断的に運用しているデータを一元管理し、データの検索から監視、分析まで対応してくれます。

データを可視化してくれるツール(チャート等)も備えており、特別なスキルを必要とせず、運用データを簡単に利活用することができます。

セキュリティは、エンドポイントセキュリティなどを活用した業界最高水準の保護・検知・対応プラットフォームです。

このプラットフォームは、SIEM(セキュリティ情報イベント管理)とエンドポイントセキュリティを強化、一元化するXDR(クロスレイヤー検出・応答)を搭載しています。

XDRは、あらゆるデータを横断する分析を可能にするほか、主要プロセスを自動化しネイティブなエンドポイントセキュリティを全ホストに配備して、最先端のセキュリティオペレーションを実現します。

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<注目ポイント>

エラスティックは、横断的な検索および分析に強みを持っている企業です。

同社のサービスには機械学習が統合されており、世界各国の企業が同社の技術を採用しています。

同社のサービスに近い企業としてMongoDBがありますが、MongoDBはデータ管理に強みを持っている一方、エラスティックは検索に強みを持っており、しっかり他社と差別化できています。

やはり、リアルタイムで横断的に検索できる点が魅力的なのでしょうね。

エラスティックの貸借対照表

ESTC_貸借対照表

エラスティックの貸借対照表になります。(※2021年9月時点)

自己資本比率は、46.33%となっています。

流動比率は272%、当座比率は254%となっています。

固定比率は、15.7%です。

流動比率が100%を大きく上回っているので、”短期的な支払い能力”は問題なさそうに見えます。

少し厳しく安全性を見ても、当座比率が100%を上回っているので、”短期の財務健全性”は大丈夫そうですね。

固定比率は100%よりも低い水準なので、”長期的な財務健全性”も良さそう見えます。

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エラスティックの決算

ここでは、エラスティックの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。

売上高とEPS(1株当たりの利益)

<四半期>

ESTC_<四半期>_売上高&EPS

※四半期)Q1:2019/7、Q2:2019/10、Q3:2020/1…..

2020年四半期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、Q1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。

以下で、2019年の四半期決算を見ていきます。

2019年の売上高はQ1~Q4で右肩上がりに増加し、EPSはQ3を除き対前期比で増加していましたね。

※EPSは、Non-GAAPを参照

<通期>

ESTC_<通期>_売上高&EPS

通期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。

売上高前年比は、各年(2018年, 2019年, 2020年)で130%を超えています!

売上高およびEPS成長率は、右肩上がりに増加しており好調ですね。

同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業ですね。

※EPSは、Non-GAAPを参照

営業利益と当期純利益

<四半期>

ESTC_<四半期>_営業利益&当期純利益

※四半期)Q1:2019/7、Q2:2019/10、Q3:2020/1…..

2020年四半期の営業利益および当期純利益は、Q1~Q3で前年同期比を上回っています。

以下で、2019年の四半期決算を見ていきます。

2019年四半期の営業利益当期純利益は、Q1~Q4の全てで赤字でした。

<通期>

ESTC_<通期>_営業利益&当期純利益

通期の営業利益および当期純利益は、2017年から2020年決算まで赤字が続いています。

売上高を上げるために資金を開発費などに回して、企業成長に多くのコストをかけていると考えられます。

いまは、利益よりも企業の収益成長(事業拡大)にフォーカスしている感じですね。

これは、急成長の企業によく見られるものですし、財務健全性の面からも、今は心配ないように感じます。

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