
こんにちは、かーくんです。
この記事では、会計・税務のDXで成長し続けているインテュイット【NASDAQ:INTU】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
インテュイット【NASDAQ:INTU】は、下記のDX・RPA関連銘柄となっています。
下記の記事では、DX・RPA銘柄をまとめているので、気になる方はご覧ください!
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✓ 本記事の内容
- インテュイットの企業情報
- インテュイットの貸借対照表
- インテュイットの決算
インテュイット【NASDAQ:INTU】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
インテュイットの企業情報
<Ticker symbol>
インテュイット【NASDAQ:INTU】
<関連分野>
AI、DX、RPA
<企業概要>
インテュイット(Intuit Inc.)は、中小企業や個人、会計事務所向けに会計・税務ソフトウェアをクラウド経由で提供している企業です。
同社は、様々な会計・税務ニーズに対応できる「金融ソフトウェア」を専門として、事業を展開しています。
<事業概要>
インテュイットは、「Small Business」「Individuals」「Accountants」の3つのセグメントで構成されています。
Small Businessセグメントは、オンライン会計ソフト「QuickBooks」を軸に会計ソリューションを提供しています。
QuickBooksは、中小企業の会計業務をすべてオンライン上の1か所で管理してくれる強力な会計ツールです。
QuickBooksは、確定申告前に必要な領収書をデジタルデータとして保存してくれます。
支払い請求書のテンプレや支払いの受け取りを教えてくれるリマインダー機能もあるようです。
給料の自動化や税金の計算といった給料関連のサービスをすべて1か所で管理できるようになります。
また、会計レポート(損益計算書/バランスシート)を作成・管理してくれる会計ツールもあるようです。
スマホやタブレット端末などから自由にアクセルできるので、会計士と連携して税金の申請が可能になります。
Individualsセグメントでは、オンライン確定申告ソフト「TurboTax」を軸に、資産管理サービス「Mint」や個人向けクレジットサービス「Credit karma」などを提供しています。
TurboTaxは、個人が確定申告をする際などに使用されています。
様々な料金プランがあり、全て自分で行う場合は無料で利用できます。
サポート等には、料金が発生する感じですね。
オンライン環境で申請書が作成でき申請プロセスも簡単なので、利用者から高評価を得ています。
日本で言う「マネーフォワード」的な存在です。
Accountantsセグメントでは、プロの会計士が業務効率を改善するために使用するオンライン会計ツールを提供しています。
このセグメントでは、税務準備と申告の両方に不可欠な米国とカナダの専門会計士にサービスを提しています。
税務サービスには、LacerteやProSeries、ProFile、ProConnect Tax Onlineなどがあります。
<注目ポイント>
インテュイットは、紙ベースで行っていた会計業務や税務をデジタル化(DX)しています。
同社は、デジタル化にすることで、業務の生産性向上に大きく貢献しています。
今後も引き続き、注目される企業です。
インテュイットの貸借対照表

インテュイットの貸借対照表になります。(※2021年5月時点)
自己資本比率は、46.71%です。
流動比率は、226.13%となっています。
固定比率は、19.3%となっています。
流動比率は、200%を超えており、短中期的な支払い能力は大丈夫そうですね。
また固定比率は、100%よりも低い水準なので、長期的な財務健全性も問題なさそうです
インテュイットの決算
ここでは、インテュイットの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

2020年四半期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、Q2とQ3で前年同期比を上回っています。
四半期の売上高は、2019年Q2から2020年Q1まで堅調に増加していました。
しかし、2020年Q2からは、少し減少傾向にありますね。
2021年四半期で、どれだけ売上高を伸ばせるか注目です。
EPSも、2019年Q2から2020年Q1まで堅調に増加していました。
2020年Q1からは、同様に減少傾向にあるようです。
今後の四半期決算で、売上高が前年同期比を超えられるのか注目です。
<通期>

通期の売上高は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
EPS(1株当たりの利益)も、しっかりと増加しています。
きれいな右肩上がりです。
驚異的な成長率ですね。
デジタル化の波(恩恵)もあり、成長し続けている優良企業です。
今後の成長にも期待です。
営業利益と当期純利益
<四半期>

2020年四半期の営業利益および当期純利益は、Q2とQ3で前年同期比を上回っています。
2019年四半期の営業利益と当期純利益は、増減を繰り返していましたね。
2020年四半期の営業利益と当期純利益は、Q1から減少傾向にあります。
2021年以降の四半期決算で、営業利益と当期純利益がどれだけ増加する(伸びる)か注視する必要がありそうです。
<通期>

通期の営業利益と当期純利益は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
通期の売上高、EPSと同様にきれいな右肩上がりです。
営業利益が増加傾向にあるということは、本業での儲けが好調なことを意味していますね。
当期純利益も順調に伸ばしており、企業の成長性が伺えます。