
こんにちは、かーくんです。
この記事では、ノートンライフロック【NASDAQ:NLOK】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
ノートンライフロック【NASDAQ:NLOK】は、下記のサイバーセキュリティ関連銘柄となっています。
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本記事の内容は以下になります。
- ノートンライフロックの企業情報
- ノートンライフロックの貸借対照表
- ノートンライフロックの決算
ノートンライフロック【NASDAQ:NLOK】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
ノートンライフロックの企業情報
<Ticker symbol>
【NASDAQ:NLOK】
<関連分野>
AI、サイバーセキュリティ
<企業情報>

ノートンライフロック(NortonLifeLock)は、サイバーセキュリティに関するソフトウェアを開発・販売している企業です。
同社は、40年以上にわたり、サイバーセキュリティ技術と個人情報盗難防止技術の開発に取り組んでいます。
2019年11月にシマンテックの法人向け事業をブロードコムに売却したことに伴い、社名を「ノートンライフロック」に変更し、消費者向けサイバーセキュリティに特化した製品を提供しています。
同社は、デバイス、ID、ホーム・ネットワークなどを保護するサイバーセキュリ ティ・ソリューションを展開しています。
同社は、AI技術と独自のインサイト可視化技術を組み合わせることで、顧客のサイバーセキュリティを確保しています。
ユーザー(顧客)と一番接点がある「エンドポイント」へのサイバー攻撃を、未然に防ぐ取り組みに注力している感じですね。
<事業概要>

ノートンライフロックは、消費者向けにさまざまな製品・サービスを提供しています。
対象となるデバイス・サービスは、「ノートパソコン・スマートフォン」「ダークウェブ」「ゲーム」などです。
ノートパソコン・スマートフォン向けには、スパイウェア対策機能やウィルス対策機能、マルウェア対策機能、ランサムウェア対策機能を搭載した製品を販売しています。
ダークウェブ※向けには、ダークウェブを常に監視するダークウェブ・モニタリングを提供しています。
もし、自分の個人情報が流出していることが分かると、ユーザーに通知を送り適切な処置をしてくれます。
※通常の検索エンジンでは検索できないウェブサイト
サイバー犯罪者がメールアドレスなどの個人情報を売買しているサイト
また、ゲーマー向けにセキュリティ設計された強力な保護機能を提供しています。
オンライン・プライバシーを保護するためのVPNや個人情報の流出を防ぐ機能などを提供している感じです。
<注目ポイント>

ノートンライフロックは、消費者向けに特化したサイバーセキュリティ製品・サービスを展開しています。
ダークウェブ対策としてサイバーセキュリティを提供している点が、注目ポイントです。
サイバーセキュリティ市場における消費者向けビジネスは、今後も安定して成長していくと期待されています。
消費者に特化した同社の製品・サービスは、今後も安定して伸びていく可能性がありますね。
ノートンライフロックの貸借対照表

ノートンライフロックの貸借対照表になります。(※2021年11月時点)
流動比率は69%、当座比率は59%となっています。
固定比率は、-254%です。
流動比率、当座比率、固定比率の状況を見ると、財務健全性が良いとは言えない感じですね。
ノートンライフロックの決算
ここでは、ノートンライフロックの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2019/6、Q2:2019/9、Q3:2019/12…..
2022年四半期(Q3, 4除く)の売上高EPS(1株当たりの利益)は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2020年の売上高はQ1~Q4でほぼ横ばい状態であり、EPSは若干の増加傾向でした。
2021年の売上高はQ2~Q4で前年同期比を上回っており、EPSはQ1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。
※EPSは、Non-GAAPを参照
<通期>

通期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、2019年から2021年決算まで堅調に増加しています。
売上高成長率(対前年)は、1桁成長ですが、確実に売上高を伸ばしている企業です。
ただし、この売上高成長率なら、他のサイバーセキュリティ企業に投資をした方が良い可能性もありますね。。。
他の企業では、普通に2桁成長しているところもありますし。
※EPSは、Non-GAAPを参照
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2019/6、Q2:2019/9、Q3:2019/12…..
2022年四半期(Q3, 4除く)の営業利益および当期純利益は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2020年四半期の営業利益と当期純利益は、全て黒字となっています。
2021年四半期の営業利益はQ2~Q4で前年同期比を上回っており、当期純利益はQ1のみ前年同期比を上回っています。
<通期>

通期の営業利益は、2019年から2021年決算まで堅調に増加しています。
通期の当期純利益は、2019年から2021年決算まで全て黒字となっています。
売上高営業利益率は、2019年から2021年決算まで右肩上がりに増加しており、本業での儲けが好調みたいですね。