
こんにちは、かーくんです。
この記事では、売上高成長率を伸ばし続けている、ぺガシステムズ【NASDAQ:PEGA】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
ぺガシステムズ【NASDAQ:PEGA】は、下記のRPA・DX関連銘柄となっています。
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本記事の内容は以下になります。
- ぺガシステムズの企業情報
- ぺガシステムズの貸借対照表
- ぺガシステムズの決算
ぺガシステムズ【NASDAQ:PEGA】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
ぺガシステムズの企業情報
<Ticker symbol>
【NASDAQ:PEGA】
<関連分野>
AI
<企業情報>
ペガシステムズ(Pegasystems Inc)は、ビジネスの複雑さを解消する革新的なソフトウェアを提供している企業です。
顧客価値の最大化からサービスの合理化、効率の向上まで、様々な問題を迅速に解決できる支援ソフトウェアを提供しています。
ぺガシステムズは、複雑な業務フローやプロセスを簡素化して、業務効率を上げることに注力しています。
同社は、金融やヘルスケア、通信、政府機関、製造分野などにソリューションを提供しています。
独自に開発した強力なソフトウェアを用いて、企業や顧客の生産性向上に貢献しています。
<事業概要>
ぺガシステムズは、企業がより良い意思決定を行い、仕事を遂行するのに役立つソリューションを提供しています。
同社は、急速に変化する社会環境および人材不足に先んじて、ローコード型プラットフォームの開発に注力しています。
同社のソリューションは、大きく「Pega Platform」「Pega Customer Decision Hub」「Pega Customer Service」「Pega Sales Automation」「Pega Client Lifecycle Management」の5つに分類されます。
Pega Platformは、インテリジェントオートメーションに関連するソリューションです。
ローコードによるクラウドネイティブプロセスの自動化プラットフォームで、迅速に環境を構築することができます。
このプラットフォームのコア機能は、ローコードアプリケーション開発やロボティクスプロセスオートメーション、ケース管理とBPMがあります。
Pega Customer Decision Hubは、顧客エンゲージメントに関連するソリューションです。
AIを活用した意思決定エンジンを使用して、リアルタイムに顧客のニーズ予想や関連性の把握、意思決定戦略を行うことができます。
Pega Customer Serviceは、顧客サービスに関連するソリューションです。
リアルタイムAIからデスクトップの自動化までサービスの簡素化を実現する、アプリケーションを提供しています。
このソリューションに含まれるアプリケーションとして、信用リスク管理やクレーム管理、ケアマネジメントなどが挙げられます。
Pega Sales Automationは、セールスを自動化するソリューションです。
AIと自動化技術を活用することで、営業チームのパフォーマンスを向上させて、よりスマートな販売を行うことができます。
Pega Client Lifecycle Managementは、顧客のオンボーディングに関連するソリューションです。
事業分野や地域を超えて製品を提供する際に役立つ、顧客ライフサイクル管理ソフトウェアを提供しています。
<注目ポイント>
ぺガシステムズは、定型業務や顧客管理をデジタル化するプラットフォームを提供しています。
同社の提供するプラットフォームは、ローコード型であり、専門的な知識が無くても簡単に環境を構築することができます。
ローコード・プラットフォームで、社内業務の最適化・自動化と顧客体験の向上が実現できる点が、同社の強みということですね。
ぺガシステムズのの貸借対照表

ぺガシステムズの貸借対照表になります。(※2021年8月時点)
自己資本比率は、33.8%となっています。
流動比率は212.31%、当座比率は223%となっています。
固定比率は、22.9%です。
流動比率が100%を大きく上回っているので、”短期的な支払い能力”は問題なさそうです。
少し厳しく安全性を見ても、当座比率が100%を大きく上回っているので、大丈夫そうです。
固定比率は100%よりも低い水準なので、”長期的な財務健全性”も良さそう見えます。
ぺガシステムズの決算
ここでは、ぺガシステムズの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..
2020年四半期の売上高は、Q1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。
2020年四半期のEPS(1株当たりの利益)は、Q1、Q2で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年の売上高とEPSは、Q2~Q4で増加傾向にあります。
2020年の売上高とEPSは、Q1~Q3で減少傾向にあります。
※EPSは、Non-GAAPを参照
<通期>

通期の売上高は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
通期のEPS(1株当たりの利益)は、2017年から2019年決算まで減少傾向にありましたが、2020年決算で少し回復しています。
売上高は、右肩上がりに増加していますね。
売上高が成長している一方、EPSは停滞しています。。。
少しその点が気になりますね。
※EPSは、Non-GAAPを参照
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..
2020年四半期の営業利益は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。
2020年四半期の当期純利益は、Q1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年四半期の営業利益と当期純利益は、全体的にあまり冴えない感じでしたね。
2020年四半期でも、営業利益と当期純利益は、Q1からQ3で赤字となっています。
<通期>

通期の営業利益は、2017年から2020年決算まで減少傾向にあります。
通期の当期純利益は、2017年、2018年と黒字でしたが、2019年および2020年決算で赤字となっています。
売上高および企業の成長を加速させるために、多くの開発コストをかけている感じですかね。
急成長している企業によく見られる光景です。
上記のように「ハイパーグロース株」特有の傾向は見られますが、やはりEPSの伸び悩みが気になります。。。
EPSにも関係する当期純利益の動向に注目したいと思います。