
こんにちは、かーくんです。
この記事では、水ソリューションを軸にビジネスを展開しているペンテア【NYSE:PNR】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
ペンテア【NYSE:PNR】は、下記のアグリ・フードテック、水ビジネス関連銘柄となっています。
アグリ・フードテック、水ビジネス関連で、他の銘柄も気になる方はご覧ください!
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本記事の内容は以下になります。
- ペンテアの企業情報
- ペンテアの貸借対照表
- ペンテアの決算
ペンテア【NYSE:PNR】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
ペンテアの企業情報
<Ticker symbol>
ペンテア【NYSE:PNR】
<関連分野>
SDGs、フードテック
<企業情報>

ペンテア(Pentair Public Limited Company)は、イギリスの多角化経営を行う水道企業です。
同社は、飲料水や水質管理といった私達の生活に不可欠な「水」ソリューションを提供しています。
同社は、住宅と消費者、産業、自治体、農業向けに特化したソリューションを展開しています。
<事業概要>
ペンテアは、「Consumer Solution」「Industrial & Flow Technologies」の2つのセグメントで構成されています。
Consumer Solutionでは、プールや住宅に関連する水処理製品・サービスを提供しています。
この事業の製品は、プール&スパ用バルブやフィルター、置換フィルタ、ろ過システム、水圧制御システムなどがあります。
他にも、水回りの修理サービスや給水・排水処理などを提供しています。
Industrial & Flow Technologiesでは、商業・産業や自治体、農業に関連する水処理製品・サービスを提供しています。
この事業は、ビジネスの分野(飲食店など)で使用される「水」に焦点を当てて、ろ過技術・水処理・給水サービスを提供しています。
この事業の製品は、給水ポンプや圧力洗浄ポンプ、水処理ポンプ、ろ過システム、フィルター、タンク、農業用灌漑などがあります。
商業・産業向けに包括的な水ソリューションを提供している感じですね。
<注目ポイント>
ペンテアは、水ビジネスを通じて資源の持続可能な利活用やソリューションを提供しています。
同社は、SDGsにも関連する「持続可能な開発」に取り込んでおり、今後注目される分野でビジネスを展開しています。
ペンテアの貸借対照表

ペンテアの貸借対照表になります。(※2021年6月時点)
自己資本比率は77.84%です。
流動比率は307.63%、当座比率は253.23%となっています。
固定比率は33.7%となっています。
流動比率および当座比率が100%を大きく上回っているので、短中期的な支払い能力は大丈夫そうですね。
また固定比率は、100%よりも低い水準なので、長期的な財務健全性も問題なさそうです。
ペンテアの決算
ここでは、ペンテアの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..
2021年四半期(Q3, 4除く)の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年四半期の売上高およびEPSは、増加と減少を繰り返していた感じですね。
2020年四半期の売上高およびEPSは、Q1とQ3、Q4で前年同期比を上回っています。
※EPSは、Non-GAAPを参照
<通期>

通期の売上高は、2019年に少し落ち込みましたが、2017年から2020年決算まで増加傾向にあります。
通期のEPS(1株当たりの利益)は、2017年から2020年決算まで右肩上がりに増加しています。
同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業ですね。
※EPSは、Non-GAAPを参照
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..
2021年四半期(Q3, 4除く)の営業利益と当期純利益は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年四半期の営業利益および当期純利益は、増加と減少を繰り返していましたね。
2020年四半期の営業利益は、Q1とQ3で前年同期比を上回っており、当期純利益は、Q1とQ3、Q4で前年同期比を上回っています。
<通期>

通期の営業利益は、2017年から2020年決算まで安定して利益を出していますね。
当期純利益は、2017年の利益を除き、2018年から2020年決算まで小幅増益で底堅く推移しています。
営業利益が落ち込むことなく推移しているので、本業での儲けは安定している感じでしょうか。
公益事業ということもあり、業績は安定してそうですね。