
こんにちは、かーくんです。
この記事では、安定して売上高を伸ばしている、PTC【NASDAQ:PTC】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。
PTC【NASDAQ:PTC】は、下記のDX・RPA、メタバース関連銘柄となっています。
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本記事の内容は以下になります。
- PTCの企業情報
- PTCの貸借対照表
- PTCの決算
PTC【NASDAQ:PTC】は、一体何をしている企業か?
さっそく見ていきましょう。
PTCの企業情報
<Ticker symbol>
PTC【NASDAQ:PTC】
<関連分野>
AR、DX
<企業情報>
パラメトリック・テクノロジー・コーポレーション(PTC Inc)は、コンピュータ支援設計(CAD)や製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアを提供している企業です。
同社は、革新的なテクノロジー(AR/IoT/CADなどの)を通じて、組織が抱える問題を解決しています。
また同社は、CAD/PLM/AR/IoT関連のソリューションを航空宇宙や自動車、電子部品、エネルギー分野などに提供しています。
<事業概要>
PTCは、主に「拡張現実」「産業IoT」「CAD」「PLM」の4つのカテゴリーに注力してソフトウェア・サービスを展開しています。
拡張現実(AR)では、作業の効率化を支援する情報やガイダンスを視覚化するソフトウェア・サービスを提供しています。
AR関連のソフトウェアは、AR作業指示を簡単に作成する”Vuforia Expert Capture”やローコードで臨場感のあるARを構築できる”Vuforia Studio”などがあります。
ARツールを活用することで、効率的に作業を進めることができます。
産業IoTでは、産業の価値を引き出すDXソフトウェアを提供しています。
高性能なIoTアプリケーションやARコンテンツを短時間で開発できる”ThingWorx”や産業機器のデータをリアルタイムで提供する”Kepware”などを販売しています。
CADでは、シームレスな製品設計および開発のニーズを満たす CAD ソフトウェアソリューションを提供しています。
3D CADで製品を開発する設計者のためのシステム”Creo Elemenys/Direct”などを販売しています。
PLMでは、製品の複雑性やイノベーションのスピードに追いつけず、IoT を活用できずにいる企業に最適なソリューションを提供しています。
販売計画や生産計画、材料管理などに対応した単一プラットフォーム”FlexPLM”などを販売しています。
テクノロジーの進展により、目覚しいスピードで製品・サービスの需要やカタチが変化しています。
このような状況では、製品のライフサイクル(PLM)を常に把握する必要がります。
他にも、重要な工学技術計算を解き解析し、共有する数式ソフトウェアやサービスライフサイクル管理(SLM)ソフトウェアなどを提供しています。
同社は、これらの製品を業界や目的に合わせてカスタマイズし、最適なソリューションを提供しています。
<注目ポイント>
PTCは、産業用IoTやARに関連するソフトウェア・サービスを提供することで、エンジニアの生産性向上に貢献しています。
産業に特化したソフトウェアに力を入れており、顧客の目的に応じたソリューションを提供しています。
PTCは、実績で積み上げてきた「モノを企画する」エンジニアリングチェーン領域を活用し、多くのものづくり企業と協業しています。
PTCのソフトウェア・サービスは、ものづくりと相性が良く「ものづくり×PTC」で顧客価値の最大化に貢献しています。
PTCの貸借対照表

PTCの貸借対照表になります。(※2021年7月時点)
自己資本比率は、42.52%となっています。
流動比率は122.43%、当座比率は99%となっています。
固定比率は、34%です。
流動比率が100%を上回っているので、短期的な支払い能力は問題なさそうです。
少し厳しく安全性を見ても、当座比率が100%を若干下回っているだけなので、大丈夫そうに見えます。
固定比率は100%よりも低い水準なので、長期的な財務健全性も良さそうですね。
PTCの決算
ここでは、PTCの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。
売上高とEPS(1株当たりの利益)
<四半期>

※四半期)Q1:2018/12、Q2:2019/3、Q3:2019/6…..
2020年四半期の売上高とEPS(1株当たりの利益)は、Q1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年の売上高とEPSは、Q1~Q2まで減少していましたがQ3から増加傾向になりましたね。
2020年の売上高とEPSは、底堅く推移しており増加傾向にあります。
※EPSは、Non-GAAPを参照
<通期>

通期の売上高およびEPS(1株当たりの利益)は、2017年から2020年決算まで堅調に増加しています。
売上高およびEPSの成長率が、きれいな右肩上がりです。
特に2020年の成長率はすこぶる好調ですね。
2021年以降も、どれだけ成長率を伸ばせるか注目です。
同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業です。
※EPSは、Non-GAAPを参照
営業利益と当期純利益
<四半期>

※四半期)Q1:2018/12、Q2:2019/3、Q3:2019/6…..
2020年四半期の営業利益および当期純利益は、Q1~Q4の全てで前年同期比を上回っています。
以下で、各年の四半期決算を見ていきます。
2019年四半期の営業利益と当期純利益は、Q1~Q2まで減少していましたがQ3から増加傾向に転じています。
2020年四半期の営業利益および当期純利益は、増加傾向にありますね。
<通期>

通期の営業利益および当期純利益は、2019年決算で減少しましたが、2017年から2020年の期間で見ると増加傾向にあります。
特に、2020年決算で大きく上昇しています。
2020年の営業利益および当期純利益の伸びが素晴らしいですね。