【SAIL】ポリシーベースのID管理・IDアクセス管理で事業を拡大|セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングス

SAIL_表題

こんにちは、かーくんです。

この記事では、確実に売上高を伸ばし続けているサイバーセキュリティ企業、セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングス【NASDAQ:SAIL】の企業情報や貸借対照表、決算を解説します。

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングス【NASDAQ:SAIL】は、下記のサイバーセキュリティ関連銘柄となっています。

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本記事の内容は以下になります。

  1. セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの企業情報
  2. セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの貸借対照表
  3. セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの決算

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングス【NASDAQ:SAIL】は、一体何をしている企業か?

さっそく見ていきましょう。

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの企業情報

<Ticker symbol>

【NASDAQ:SAIL】

<関連分野>

AI、サイバーセキュリティ

<企業情報>

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングス(SailPoint Technologies)は、クラウドベースでIDセキュリティ管理を提供している大手企業です。

企業の従業員やコンプライアンス部門のほかに、製造業や金融業、ヘルスケア、教育などに事業を展開しています。

最近ではデジタル化が急速に進み、IDを盗み企業のデータベースに侵入するサイバー攻撃が加速しています。

同社の調査では、2020年の1年間に起きたサイバー攻撃の94%がIDを標的とした攻撃だったみたいですね。

重要性が増しているID管理に対して、同社はSaaS形式でID管理プラットフォームを提供しています。

いわゆる”IDaaS(Identity as s Service)”プロバイダーですね。

ビジネスモデルとしても、認証基盤をクラウド上で行い、認証したIDにも必要最小限の権限のみを付与するサービスが基本となっています。

同社のID管理プラットフォームは、人工知能(AI)を組み合わせることで、リアルタイムでのアクセス権の自動化および管理を実現しています。

また、社内の変化(人事異動等)を学習し、社内構造が変化してもアクセス権のポリシーを最新状態に保つことができます。

同社は、企業の環境変化に対して迅速にアクセス権およびポリシーを変更できる、IDセキュリティ管理のサービスを提供している企業ですね。

<事業概要>

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスは、幅広いID管理の製品・サービスを提供しています。

この記事では、その中で「コンプライアンス管理」「ライフサイクル管理」「パスワード管理」「AI機械学習機能」「SaaS管理」について紹介します。

コンプライアンス管理は、”アクセス権の棚卸”、”ポリシー管理”に関する製品・サービスを提供しています。

アクセス権の棚卸では、ユーザーのアクセス権の棚卸とレポートを自動化し、アクセス権の管理にかかる膨大な時間を削減しています。

また、必要なアクセス権のみを与えて、コンプライアンス管理を維持しています。

ポリシー管理では、すべてのアプリケーションで利益相反や不正行為を検出して、サイバー脅威を防止しています。

従業員の不正な機密情報持ち出しを防止することもできます。

社内の不正行為を防ぐうえでも、これは需要な製品・サービスです。

ライフサイクル管理は、アクセス権申請・付与に関する製品・サービスを提供しています。

アプリケーションやデータへのアクセス権を自動的に承認または拒否し、ユーザーがいつでもどこでも企業の情報へアクセスできるようにしています。

アクセス承認の自動化により、企業のIT部門の負担を軽減しています。

パスワード管理は、ユーザーが安全かつシンプルにパスワードを管理およびリセットできる仕組みを提供し、企業全体のセキュリティ体制を強化する製品・サービスです。

AI機械学習機能は、アクセス権の分析やインサイトを提供する製品・サービスです。

ID情報を収集し分析することで、潜在的なリスクを早期に発見してくれます。

また、ユーザーの持つべきアクセス権と実際のアクセス権が適切かどうか比較・レビューしてくれる機能も搭載しています。

SaaS管理は、SaaS導入に伴って発生するシャドーITから生じるアクセスリスクを発見し、防止する製品・サービスを提供しています。

デジタル化の加速とテレワークの普及に伴い、SaaSの導入が急増しています。

そして、企業内で使用されているSaaSアプリの数は、IT部門が把握している数の3~4倍と言われています。

この問題に対して同社は、SaaS全体を可視化しポリシー主導のアクセス制御を行うことで、SaaSアプリのアクセス権を管理・統合しています。

シャドーITとシャドーアクセスのリスクを明らかにして、セキュリティを保護している感じですね。

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<注目ポイント>

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスは、企業のデジタルIDを保護・管理するソリューションを提供している企業です。

人事異動や社内変更、契約変更によって、日々変更されるアクセス権をセキュアに管理するサービスを展開しています。

同社は、ポリシーベースのID管理、IDアクセス管理に強みがあります。

たとえば、オクタ【NASDAQ:OKTA】やマイクロソフト【NASDAQ:MSFT】がID管理のユーザーインタフェースを提供しているのに対して、同社は”誰がどのようなデータにアクセスし、どの操作を行っているのか”というポリシーを軸としたID管理を提供しています。

他者との差別化を図りながら、事業を拡大している感じですね。

デジタル化によって、さまざまな企業がデジタルソリューションを採用するに伴い、同社の収益も拡大していくと考えられます。

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの貸借対照表

SAIL_貸借対照表

セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの貸借対照表になります。(※2021年10月時点)

自己資本比率は、43.20%となっています。

流動比率は96%、当座比率は86%となっています。

固定比率は、23.7%です。

流動比率が100%を若干下回っているだけなので、”短期的な支払い能力”は問題なさそうに見えます。

少し厳しく安全性を見ると、当座比率が100%を少し下回っている感じですね。

固定比率は100%よりも低い水準なので、”長期的な財務健全性”は良さそう見えます。

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セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの決算

ここでは、セールポイント・テクノロジーズ・ホールディングスの「売上高とEPS(1株当たりの利益)」と「営業利益と当期純利益」を、四半期と通期に分けて見ていきます。

売上高とEPS(1株当たりの利益)

<四半期>

SAIL_<四半期>_売上高&EPS

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..

2021年四半期(Q3, 4除く)の売上高は、Q1とQ2で前年同期比を上回っています。

2021年四半期(Q3, 4除く)のEPS(1株当たりの利益)は、全ての四半期で前年同期比を下回っています。

以下で、各年の四半期決算を見ていきます。

2019年の売上高およびEPSは、Q1~Q4で増加傾向でしたね。

2020年の売上高はQ1~Q4の全てで前年同期比を上回っており、EPSはQ1~Q3で前年同期比を上回っています。

※EPSは、Non-GAAPを参照

<通期>

SAIL_<通期>_売上高&EPS

通期の売上高は、2017年から2019年決算まで堅調に増加しています。

通期のEPS(1株当たりの利益)は、2018年決算以降、軟調となっています。

売上高成長率(対前年)は、2019年決算を除くと20%を超える成長率となっています。

売上高に関しては、かなり好調ですね。

同社は、収益性と成長性を兼ね備えた企業ですね。

※EPSは、GAAPを参照

営業利益と当期純利益

<四半期>

SAIL_<四半期>_営業利益&当期純利益

※四半期)Q1:2019/3、Q2:2019/6、Q3:2019/9…..

2021年四半期(Q3, 4除く)の営業利益および当期純利益は、全ての四半期で前年同期比を下回っています。

以下で、各年の四半期決算を見ていきます。

2019年四半期の営業利益当期純利益は、Q3とQ4で黒字に転じていました。

2020年四半期では、営業利益はQ1とQ2で前年同期比を上回っており、当期純利益はQ2のみ前年同期比を上回っていましたね。

<通期>

SAIL_<通期>_営業利益&当期純利益

通期の営業利益は、2019年を除くと2017年から2020年決算で黒字となっていますが、利益幅が縮小しているように見えます。

当期純利益は、2018年は黒字でしたが2017年、2019年、2020年決算で赤字となっています。

当期純利益赤字幅の拡大ですが、これは研究開発費の増加によるものが1つの要因として考えられます。

研究開発費への先行投資が加速しており、2020年の研究開発費は2019年の研究開発費の約2倍となっています。

資金を研究開発費に回して、企業の事業拡大に注力している感じですね。

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